九州国際大付・牟禮翔選手が高校通算23号2ラン、来秋ドラフト候補がセンバツ当確に導く

2026年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース

秋季九州大会は30日に準決勝が行われ、九州国際大付(福岡)が神村学園(鹿児島)に5-4で競り勝ち、2022年以来となる来春の選抜出場を確実にした。試合を決めたのは、来秋のドラフト候補として注目される1番・牟禮翔(むれ・しょう)外野手(2年)。3回にバックスクリーンへ飛び込む先制の高校通算23号2ランを放ち、チームを聖地へと導いた。

スポンサーリンク

バックスクリーンへ叩き込む先制23号

試合を動かしたのは、来年の主役候補の一振りだった。0-0で迎えた3回1死二塁、1番の牟禮翔選手は、甘く入った直球を強振。打球は「上がりすぎかなと思ったんですけど風にも乗ってくれましたね」と、バックスクリーン左へ。高校通算23号となる豪快な先制2ランで、チームに主導権をもたらした。

この一発は、前日の練習の成果だった。最近、力みが見られた主砲に対し、楠城祐介監督は「力が入りすぎているから抜け、抜け」と脱力をアドバイス。練習の最後でセンター方向への鋭い打球の感覚を掴んだという。「センターに打てたのが良かった」と、監督の助言通りの一打に納得の表情を見せた。

夏の悔しさを晴らす、初の聖地へ

岡山から福岡に野球留学し、1年夏から本塁打を放つなど大器の片鱗を見せていた牟禮選手。しかし、今夏は決勝で西日本短大付に敗れ、あと一歩で甲子園を逃し泣き崩れた。「少し引きずる気持ちもあった」というが、「自分たちの代。悔いなくやりたい」と新チームの主軸として奮起。見事に選抜出場を確実なものとし、「九国に来たら甲子園と思っていた。楽しみ」と、初の聖地へ思いを馳せた。

神宮大会出場へ「一個ずつ勝っていくだけ」

決勝に勝利すれば、全国の舞台である明治神宮大会への出場権も手に入る。「一個ずつ勝っていくだけです」と語る主砲が、まずは九州の頂点を目指し、バットでチームを引っ張る。

来年の高校生野手では、山梨学院の二刀流・菰田陽生選手や、甲子園でもアーチを描いた日大三の田中諒選手、花巻東の強打コンビ・古城大翔選手と赤間史弥選手が注目されるが、1番センターで見せる長打力が魅力の牟禮選手は、ドラフト上位候補として、センバツの舞台で注目されるのは間違いない。

牟礼 翔 プロフィール

  • 氏名:牟礼 翔(むれ しょう)
  • 所属:九州国際大学付属高校 2年
  • 出身:岡山県
  • ポジション:外野手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:180cm・89kg
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。高校通算23本塁打。1年春からベンチ入りし、1年夏に公式戦本塁打を記録。憧れの選手は鈴木誠也(カブス)。
2026年度-高校生のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/10/31/articles/20251030s00001002409000c.html

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント