今秋ドラフトの超目玉、阪神から1位指名を受けた創価大学の立石正広内野手(22)が2日、ドラフト指名後初となる公式戦(関東地区大学野球選手権・千葉経大戦)に「3番・二塁」で出場。試合前には始球式を務めた巨人・原辰徳オーナー付特別顧問(67)から「500本塁打を打てる」と激励を受け、その言葉に応えるかのように、逆方向への2ラン本塁打、本盗、ファインプレーと、走攻守すべてで躍動。3球団が競合した逸材が、そのポテンシャルの高さを改めて見せつけた。
レジェンドの激励に応える“虎1号”
ドラフトの主役は、グラウンドでももちろん主役だった。試合前、始球式を務めた原辰徳氏が、整列していた立石正広選手のもとへ歩み寄ると、肩を叩いて「500本ぐらい打てるバッターになれよ!」とサプライズ激励。巨人とも面談していたという立石選手は、「名シーンを見たことがある。少しでも声をかけていただいたことがうれしい。簡単ではないですけど、そういうところを目指してやりたい」と、レジェンドからの期待の声に目を輝かせた。
その言葉に導かれるような一発が飛び出したのは5回。4-0で迎えた2死一塁の場面で、外角低めの直球を強振。弾丸ライナーで突き刺さった打球は、逆方向の右中間スタンドへ。「自分でもあまりないくらいいいバッティングができた」と自画自賛する、ドラフト指名後1号となった。
本盗&好守!「走攻守」全てで魅せた
この日の立石選手は、バットだけでは終わらなかった。4回2死一、三塁の場面では、一塁走者との重盗を敢行。捕手が二塁へ送球する隙を突き、50m6秒0の快足で三塁から本盗を成功させた。
さらに直後の5回の守備では、無死一塁から一、二塁間へのゴロに横っ飛びで追いつくと、素早く一塁へ送球しアウトにするファインプレーを披露。「走攻守、全部をアピールポイントにしたい」という言葉通り、ドラフト1位の実力を証明した。
目指すは大学日本一、昨年のリベンジへ
原辰徳氏は、「ジャイアンツは最後まで悩んだと聞いています。」と話し、巨人もドラフト1位指名を最後まで検討していた事を明かした。そして、「コーチの高口くんはプロで立派に戦った選手。いろいろ教育されていると思う。戸惑うことなくプロの世界に入っていけるのではないか」と話し、創価大出身で日本ハム、ロッテ、巨人でプレーし、オリックスでコーチも務め、現在は創価大でコーチをしている高口隆行氏の指導も評価した。
チームは9-3で快勝し、明治神宮大会出場へ向けて初戦を突破。ドラフトという大きなイベントを終え、「今まではどこに行ってもちょっと意識した部分があった」という重圧からも解放された。「吹っ切れてやりやすい部分もあるので爆発させたい」と語る主将は、昨年準優勝に終わった神宮大会の舞台に戻り、「去年の借りを返す」と、大学日本一を置き土産にプロの世界へ挑む。
立石 正広 プロフィール
- 氏名:立石 正広(たていし まさひろ)
- 所属:創価大学 4年
- 出身:高川学園高校
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:180cm・87kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位(阪神)。広島、日本ハムとの3球団競合。走攻守三拍子そろったアマチュアNo.1内野手。大学日本代表で4番。
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