明治神宮大会出場を懸けた関西地区大学選手権で、佛教大学が2年連続の神宮切符を掴んだ。今秋ドラフトで広島5位指名を受けた赤木晴哉投手(4年)に続き、来秋のドラフト候補として最速152キロ右腕・野村亮輔投手(3年=綾羽)が急浮上。第1代表決定戦で6回無失点の快投を見せ、今秋の公式戦無失点記録を35イニングに伸ばした。
今秋35イニング無失点、スカウトも「プロ水準」と評価
今秋、大ブレークを遂げた右腕が、来年のドラフト戦線に名乗りを上げた。佛教大学の野村亮輔投手は、神宮出場が懸かる京都産業大学との大一番に先発。6回を103球、3安打無失点と完璧に試合を作った。
これで今秋のリーグ戦5試合(29イニング)と今大会を合わせ、公式戦6試合35イニング連続無失点となった。今秋リーグ戦では32奪三振、防御率0.00と圧巻の成績を記録。この日の快投を視察したNPBスカウトも「スピードはプロの投手の水準にある」と、その速球を高く評価した。
修正能力も披露、全国の舞台でリベンジ誓う
野村投手は綾羽高校出身の右腕で、高校2年時から安定した投球を見せると、3年時には最速143キロを記録して滋賀県で注目される投手となった。気持ちも強く、ストレートで勝負をする場面もあった。
この日は変化球が浮き、「調子が悪かった」という中で、クレバーさも見せた。カウントを取るスプリットを「深めに握れば、フォークに近い球になる」と、試合中に握りを調整。要所を締める投球で、相手に得点を与えなかった。
全国の舞台は、昨春の全日本大学野球選手権で敗戦投手となって以来。「自分も続きたい。リベンジも含めて、全国大会では頑張りたい」と力を込めた。まずは明治神宮大会の舞台で、その実力を全国に示す。
野村 亮輔 プロフィール
- 氏名:野村 亮輔(のむら りょうすけ)
- 所属:佛教大学 3年
- 出身:綾羽高校
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速152キロの本格派右腕。今秋のリーグ戦で5試合29回を無失点、32奪三振。関西地区大学選手権の代表決定戦でも6回無失点と好投し、今秋35イニング連続無失点を記録。
2026年度-大学生のドラフト候補とみんなの評価
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