福岡ソフトバンクから育成ドラフト4位指名を受けた、オイスカ浜松国際高校の大橋令和(れお)内野手(18)が4日、同校で指名あいさつを受けた。平成生まれの令和くんとして注目される俊足遊撃手は、「ようやくプロ野球選手として活躍できるという実感がわいてきた」と笑顔。担当スカウトからは「西武・源田選手のようなタイプ」と高く評価され、「ゴールデングラブ賞を取れる選手に成長したい」と目標を掲げた。
スカウト絶賛「高校生でトップランク」の脚力
ドラフト指名から10日以上が過ぎ、ソフトバンクの帽子をかぶりユニホームに袖を通した大橋令和選手は、「実感がわいてきた」と喜びを噛み締めた。自身のインスタグラムのフォロワー数も約200人増えたといい、注目度の高さを実感している。
50メートル走5秒9の俊足と広い守備範囲を誇る遊撃手。夏の静岡県大会は1回戦で敗退し、アピールの機会は少なかったが、スカウトは逸材を見逃さなかった。
ソフトバンク・宮田善久スカウト:「練習試合でのセーフティーバントから一塁までの到達速度が、今までタイムを測ってきた高校生の中でトップランクだった。持ち前の脚力と守備力をまず磨いてもらいたい。まだまだ線は細いが、筋力を着けてパワーがついてくれば、上で勝負できるかなというイメージはできている。最終的には西武の源田選手のようなタイプになってくれたら」
元メジャーリーガーの監督も認めた素質
大橋選手を指導した永井浩二監督は、メッツでブルペン捕手兼打撃投手を務めた異色の経歴を持つ。その指揮官は、入学当時から大橋選手の動きを見て「『メジャーリーガーと同じレベルの球の捕り方でしょ』という動きをしていた」と、その高い素質を感じ取っていたという。
目標はGG賞、母への感謝胸にプロの舞台へ
まずは「1軍に上がる」ことを目標に掲げた大橋選手。その上で、「ゴールデングラブ賞を取れる選手に成長したい」と、自慢の守備力で頂点を目指すことを誓った。
高校途中からは、母・由美子さん(40)が毎朝5時50分に自宅から最寄り駅まで車で送り、さらに給食とは別に補助食用の弁当を持たせてくれるなど、手厚いサポートを受けてきた。プロ入りに向け、体作りを続けながら、支えてくれた家族への恩返しを胸に、プロの世界へ飛び込む。
大橋 令和 プロフィール
- 氏名:大橋 令和(おおはし れお)
- 所属:オイスカ浜松国際高校 3年
- 出身:静岡県焼津市
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:177cm・75kg
- 主な特徴や実績:2025年育成ドラフト4位(ソフトバンク)。50メートル走5秒9の俊足と広い守備範囲が武器の遊撃手。西武・源田壮亮選手が目標。名前の由来は「ジャングル大帝レオ」から。








コメント