NTT西日本・水島滉陽選手が延長決勝2点打・全3打点の大暴れで8強、野村・泉口・成瀬がプロ入りし奮起

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社会人野球日本選手権は6日、2回戦が行われ、NTT西日本が東京ガスに延長11回タイブレークの末、2-1で勝利し、8強一番乗りを決めた。主将の水島滉陽内野手(24)が、同点犠飛と決勝の2点二塁打を放ち、全3打点を叩き出す大活躍。昨秋のドラフト会議では調査書が届いたものの指名漏れ、今夏は腰痛に苦しんだ男が、チームを勝利に導く一打で来秋ドラフトへ向けて再び名乗りを上げた。

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11球粘って決勝打!主将が全3打点

これぞ主将の意地だった。1-1のまま迎えた延長11回、無死一、二塁のタイブレーク。打席には3番の水島滉陽選手。河本泰浩監督から「犠打はないから」と送り出されると、2ストライクに追い込まれてからファウルで5球粘り、迎えた11球目の外角直球を強振。打球は左中間を深々と破る決勝の2点適時二塁打となった。「うれしすぎた」と二塁塁上で吠えた。

6回には同点の右犠飛も放っており、この日チームの全3打点を一人で叩き出す大車輪の活躍。今夏の都市対抗に続く8強入りに大きく貢献した。

故障と苦悩を乗り越えた恩返しの一打

NTT西日本は、野村勇選手(現ソフトバンク)や泉口友汰選手(現巨人)ら、多くの名遊撃手をプロに輩出してきた。昨年、泉口選手が抜けた正遊撃手の座を掴んだ水島選手も、昨秋は複数球団から調査書が届くドラフト候補だったが、指名漏れを経験。

新主将として迎えた今季は、3月に腰痛を発症。夏の都市対抗はわずか1打席の出場に終わり、「主将として自信をなくした時、周りに助けられた」という。今大会は、DeNAから5位指名を受けた成瀬脩人選手に遊撃のポジションを譲り、自身は三塁手として出場。苦しい時期を支えてくれた仲間への恩返しの思いが、決勝打に込められていた。

水島 滉陽 プロフィール

  • 氏名:水島 滉陽(みずしま こうよう)
  • 所属:NTT西日本
  • 出身:龍谷大学付属平安高校 – 立命館大学
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投左打
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。NTT西日本の主将。日本選手権2回戦で決勝打を含む全3打点を挙げる活躍。昨秋ドラフトで指名漏れを経験した巧打堅守の内野手。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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