ヤマハ・相羽寛太選手が同点2ラン、都市対抗の首位打者が決勝進出へ導き9年ぶりVへ王手

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社会人野球日本選手権は11日、準決勝が行われ、ヤマハ(静岡)がNTT東日本(東京)を6-5で下し、2016年以来9年ぶりとなる決勝進出を果たした。2点を追う5回、今夏の都市対抗で首位打者に輝いた「3番・遊撃」の相羽寛太内野手(23)が、貴重な同点2ラン本塁打を放ちチームを勢いづけた。今秋ドラフト指名漏れの悔しさを晴らす活躍で、9年ぶりの頂点へ王手をかけた。

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反省を生かした修正の一発

まさに執念の一振りだった。2点を追う5回1死一塁。前の3回の打席で高めの直球に押し込まれ左飛に倒れていた相羽寛太選手は、「少し懐を深くして構えました」と、わずかな打席間でフォームを修正。2球目の高め直球を振り抜くと、打球は左中間スタンドへ飛び込む同点2ランとなった。

「完璧ではなかったですが、2打席目よりは押し込めたかなと思います」。都市対抗首位打者の技術と修正能力が光る一発で、試合を振り出しに戻した。

チームは3-3で迎えた9回、4番・網谷選手(元DeNA)が勝ち越しの3ラン本塁打を放ち、激戦を制した。

ドラフト指名漏れの悔しさ胸に「プロを目指す」

今夏の都市対抗で打率4割6分7厘をマークし、首位打者に輝いた相羽選手。ドラフト候補として注目されたが、10月のドラフト会議で指名されることはなかった。しかし、「そこ(プロ)を目指しながら、ヤマハを優勝に導ければ」と、悔しさをバネに今大会に臨んでいる。

高卒5年目、来年のドラフトへ向けてアピールを続ける強打の遊撃手。「やることは変わらない。次の試合に勝つということだけを考えてやりたい」。まずはチームを9年ぶりの日本一に導き、自らの夢も掴み取る。

相羽 寛太 プロフィール

  • 氏名:相羽 寛太(あいば かんた)
  • 所属:ヤマハ
  • 出身:静岡高校
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:172cm・75kg
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。高卒5年目。2025年都市対抗野球大会で首位打者賞。今秋ドラフトで指名漏れ。日本選手権準決勝で同点2ラン本塁打を放ち、決勝進出に貢献。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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