【大学野球】早大新主将・香西一希投手が先発転向、4番・寺尾拳聖選手などでV奪還へ

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東京六大学野球連盟の早稲田大学が20日、年内の練習を終了した。今秋は惜しくもリーグ4連覇を逃し2位に終わったが、新チームの主将に就任した香西一希投手(3年・九州国際大付)や、今秋から4番を務める寺尾拳聖外野手(3年・佐久長聖)らを中心に、来春の天皇杯奪還へ向けて力強く再スタートを切った。

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新主将・香西、救援から先発へ「シュート」習得中

新チームを牽引するのは、左腕の香西一希投手だ。小宮山悟監督から「グラウンドでの姿(スポーツ報知)」を高く評価されて主将に抜擢された。香西投手は九州国際大付で先発左腕として投球術を駆使し、甲子園も結果を残しているが、大学でもこれまでの3年間は計26試合に登板してすべて救援登板で、登板数も対戦打者数もまだまだ少ない状況だ。

しかし、主将となった来年は、先発としてチームを勝たせる投球を目指す。新たな武器として取り組んでいるのが、左打者の懐を突くシュートだ。

「これという変化球として、左打者の内へのシュートを新たに練習しています。年明けから、しっかりアピールしていきたい(スポーツ報知)」

投球の幅を広げて勝負の年に挑む。

主砲・寺尾以外は総入れ替えも、指揮官「勝てる可能性ある」

今秋のスタメンは、4番の寺尾拳聖選手を除けばすべて4年生だったため、来春は布陣が大きく変わる。しかし、小宮山監督に悲観の色はない。4年生で打線の核となる寺尾選手は、今年は春に1本塁打、打率.422を記録してリーグ3位となると、秋は打率2割台に低迷したものの2本塁打を放ち、リーグ通算を3本塁打とした。強打を放つ外野手として侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加しており、来年は大学生トップクラスの外野手として活躍が期待される。

また小宮山監督は、「尾形をはじめ、選手は粒ぞろい。本当だったら秋も使いたかったが、3連覇をした後でメンバーをいじれなかった。勝てる可能性はあると思っています(スポーツ報知)」と、話し、尾形樹人選手(2年・仙台育英)など、出番を待っていた選手たちが起用できると期待をする。

香西主将も「実績はなくても、秘める能力が高く伸びしろのある選手が多いので楽しみ。その成長を手助けできるようにしていきたい(スポーツ報知)」と、チームメートのポテンシャルを信じ、V奪回へ結束を固める。来年は、実績のある寺尾選手と宮城誇南投手を軸に、エースとなりそうな2年の高橋煌稀投手と尾形選手の仙台育英コンビ、そして木更津総合出身として4年時に台頭する可能性がある越井颯一郎選手などがおり、伊藤樹投手、田和簾投手、小澤周平選手、尾瀬雄大選手などが抜ける穴を埋めてくれるだろう。

そしてドラフト会議でも、2024年には吉納翼選手、山縣秀選手が、2025年には伊藤投手と田和投手が指名された。来年も複数のドラフト指名、そして16年連続で指名を続けている明治大のように、プロ野球選手を毎年輩出して欲しい。

香西一希 プロフィール

  • 氏名: 香西 一希(こうざい・かずき)
  • 所属: 早稲田大学(3年)
  • 出身: 福岡県(九州国際大付高校卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投左打
  • 身長・体重: 172cm、75kg
  • 主な特徴や実績: 出所が見にくいフォームから多彩な変化球を操る技巧派左腕。高校時代はセンバツ4強。大学ではリリーフとして活躍し、4年目で主将に就任。

寺尾拳聖 プロフィール

  • 氏名: 寺尾 拳聖(てらお・けんせい)
  • 所属: 早稲田大学(3年)
  • 出身: 長野県(佐久長聖高校卒)
  • ポジション: 外野手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 183cm、88kg
  • 主な特徴や実績: 恵まれた体格からの長打力が魅力の右の大砲。3年秋から名門・早大の4番に定着。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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