東都大学野球リーグで10季ぶりの1部復帰を果たした立正大学が1月10日、埼玉県熊谷市のグラウンドで2026年の全体練習をスタートさせた。元中日投手の金剛弘樹監督が「やっと日本一を目指せるスタートラインに立てた。狙わない手はない(スポニチ)。」と檄を飛ばす中、新エースとして期待される最速151キロ左腕・仁田陽翔投手(2年・仙台育英)と、1年生ながら2部でベストナインに輝いた椎木卿五捕手(1年・横浜)が、それぞれの目標を掲げて1部での戦いに挑む。
新エース・仁田陽翔、タイトル奪取へ「自分が引っ張る」
投手陣の柱として期待されるのが、仙台育英高2年時に夏の甲子園優勝を経験した左腕・仁田陽翔投手だ。昨年は2部リーグで10試合に登板し、3勝1敗、防御率2.44と安定した成績を残し、秋は2勝0敗、防御率3.00でリーグ4位の成績を残し、1部2部入れ替え戦では駒澤大2回戦に先発して7回2/3を10奪三振2失点に抑えると、巨人に育成ドラフト2位で指名された林燦投手につなぎ、9回に3点を奪って大逆転で勝利、昇格に貢献した。
仙台育英時代に甲子園を経験し、150キロ前後の速球を投げる左腕として注目されていたが、金剛監督も「経験に加え下半身が安定し、投球の安定感が増した(スポーツ報知)。」と成長に太鼓判を押す。
3年生となる今季、仁田投手は「3年生になるので、自分が引っ張っていくようなイメージでやれたら(スポーツ報知)。」と自覚十分。「任された試合で勝つ。何か一つタイトルを獲りたい(スポニチ)。」と、1部の猛者たちを相手に個人タイトル奪取を誓った。
元プロの父を持つ椎木卿五、青学大・鈴木撃ちに「ワクワク」
打線のキーマンは、父に元中日捕手の椎木匠氏を持つ椎木卿五捕手だ。昨年は1年生ながら2部リーグ公式戦で計6本塁打(春2、秋3、入替戦1)を放ち、捕手として仁田投手などを好リード、ベストナインにも選出された。
横浜高校で長打力のある捕手としてプロも注目していたが、大学で早くもその力を見せた。そして初めての東都1部を前に、「自分自身の持っている力を証明できるように練習していきたい(スポーツ報知)。」と意気込む。
1部の舞台で対戦を熱望するのは、ドラフト1位候補に挙がる青山学院大の最速154キロ右腕・鈴木泰成投手だ。「すごく楽しみでワクワクします。大学生のなかでも注目されている一流の投手を見てみたい。今からイメージを膨らませています(スポーツ報知)。」と目を輝かせた。
来年、再来年へ
3年、2年の時点で1部でプレーできるのは大きい。レベルの高い2部リーグとはいえ、やはり、東都1部は日本一の青山学院大などがおり、それらの投手や打者との対戦は、プロでも即戦力という評価に繋がってくる。そしてなにより、鈴木投手や渡部海捕手といったドラフト注目選手がおり、スカウトの視線も非常に多い。そこで、ドラフト1位候補を相手に結果を出してアピールを続ければ、自然と評価は高まってくる。
しかし、1部でプレーし続けることは難しいのも事実で、日本一厳しいリーグで戦国友いわれる東都で、今年1年間、そして来年、再来年まで1部でプレーし続けることは、青山学院大と互角に戦える実力があること、すなわち、大学日本一の実力を持つこととなる。金剛監督が大学日本一を目指すというのも、東都1部でプレーするには当たり前の目標だ。
仁田投手、椎木投手が1部リーグのドラフト候補に加わり、ますます楽しみになる。
仁田陽翔 プロフィール
- 氏名: 仁田 陽翔
- 所属: 立正大学(2年)
- 出身: 宮城県(仙台育英高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 主な特徴や実績: 最速151キロの直球を武器とする本格派左腕。仙台育英で甲子園優勝。大学2年時に2部リーグで防御率2.44を記録。
椎木卿五 プロフィール
- 氏名: 椎木 卿五
- 所属: 立正大学(1年)
- 出身: 神奈川県(横浜高校卒)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 父は元プロ野球選手の椎木匠氏。1年目から2部リーグで6本塁打を放ちベストナインを獲得した強打の捕手。








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