第98回選抜高校野球大会の出場校が発表され、昨秋の関東大会王者・山梨学院高校(山梨)が関東地区では史上初となる5年連続(9度目)の出場を決めた。しかし、歓喜に沸く校舎に、チームの大黒柱である菰田陽生投手(2年)の姿はなかった。前夜からの発熱でインフルエンザ陽性と診断され、無念の欠席。それでも学校を通じてコメントを寄せ、「甲子園の借りは甲子園で返す」と、病床から力強く日本一を宣言した。
関東勢初の偉業、吉田監督「優勝より価値がある」
山梨学院が成し遂げた「5年連続センバツ出場」は、これまでの最長記録だった桐生中(現桐生)、帝京の4連続を更新する関東地区の新記録だ。吉田洸二監督は「ごまかしのきかない成績。正直、私の中では全国優勝よりも価値がある成果(デイリースポーツ)」と、激戦区・関東で勝ち続けることの難しさと意義を噛み締めた。
ドラ1候補の誓い、「キャプテンとして、主軸として」
今秋のドラフト1位候補に挙がる菰田陽生投手は、最速152キロの直球と高校通算33本塁打を誇る規格外の二刀流だ。昨夏の甲子園では準決勝で敗退し、自身も先発して早期降板する悔しさを味わった。
「去年の夏と悔しい思いをしているので、甲子園の借りは甲子園で返せるように。キャプテンとして主軸として、チームを引っ張っていけるように頑張ります(スポーツ報知)」。まずは体調を万全に戻し、聖地で暴れる準備を整える。
DH制導入は追い風、「大谷ルール」でフル回転へ
今大会から導入される指名打者(DH)制は、二刀流の菰田投手にとって大きな武器となる。投手として先発し、降板後もDHとして打席に立つ「大谷ルール」の活用も可能だ。指揮官も「彼の長所を生かしやすい制度(サンケイスポーツ)」と歓迎。
昨年末からは投手練習の比重を増やし、フォームの安定性も向上している。投げては150キロ超、打っては特大アーチ。進化した怪物が、春の甲子園を席巻する。
菰田陽生 プロフィール
- 氏名: 菰田 陽生(こもだ・はるき)
- 所属: 山梨学院高校(2年)
- 出身: 千葉県御宿町
- ポジション: 投手・三塁手(二刀流)
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 194cm、101kg
- 主な特徴や実績: 194cmの長身から最速152キロを投げ込む大型右腕。高校通算33本塁打の打撃も魅力。昨夏甲子園4強。今秋ドラフト1位候補。










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