東北楽天のドラフト1位ルーキー・藤原聡大投手(22=花園大)が、沖縄・金武キャンプで初めてブルペン入りした。捕手を座らせて25球を投げ込み、いきなり最速153キロを計測。ボールを受けた堀内謙伍捕手(28)が「エグいんちゃう?」と漏らすほどの剛球とキレ味鋭いスライダーを披露し、首脳陣やチームメートに鮮烈なインパクトを与えた。
「7、8割」で153キロ、堀内捕手が「敬語」になる衝撃
金武のブルペンに入った藤原聡大投手はカーブから入り、スライダー、スプリット、そして直球を投げ込んだ。「7、8割ぐらいの力感の中で、球速がこんなに出るとは思っていなかった(日刊スポーツ)。」と本人が驚いた直球は、表示で153キロを計測。浮き上がるような軌道に、受けた堀内捕手は「真っすぐは速くて強いし、凄くホップしていた(スポニチ)。」と絶賛した。
さらに周囲を唸らせたのがスライダーだ。昨季まで楽天のエースとして活躍した則本昂大投手(現巨人)を引き合いに出し、「スライダーは則本さんのように強烈な曲がりをしていた(スポーツ報知)。」と評価。6歳年下のルーキーに対し、思わず「あれは敬意です。タメ口は使えない(日刊スポーツ)。」と敬語を使ってしまうほどの実力を見せつけた。
三木監督「ゴムが弾かれるよう」、独特ルーティンも披露
視察した三木肇監督も独特の表現で賛辞を送った。「伸び、バネがあってゴムがパーンとはじかれるようなフォームとボール(スポニチ)。」と、躍動感あふれる投球フォームを高く評価。「先発、リリーフ、彼の力を出せる可能性はたくさんある」と、起用法に嬉しい悩みを抱えることになりそうだ。
また、藤原投手はアップ時に「三点倒立」を行うという独自のルーティンも披露。「上半身、下半身がしっかりつながった状態でお尻を締めることをピッチングの時にも意識している(スポニチ)。」と、身体操作への高い意識も垣間見せた。
目標はアストロズ・今井達也、「開幕1軍」へ視界良好
昨年の今頃は、ドラフト候補としては名前は挙がっていたものの、ドラフト上位候補とは見られていなかった。しかし、昨年の特に夏以降に状態を上げ、秋のリーグ戦での投球で一気にドラフト1位候補となり、東北楽天が単独1位で指名した。ドラフトで指名された投手の中で最も調子が良く状態の良い投手だったことは間違いない。
投球スタイルの参考にしているのは、ヒューストン・アストロズの今井達也投手だという。「平均球速や三振を取り切ることをレベルアップさせたい(スポーツ報知)。」と、メジャーリーガーを理想像に掲げる。
「まずはケガなく新人合同自主トレを終わることが一番の目標(スポーツニッポン)。」と足元を見つめつつも、「開幕で1軍の舞台にちゃんとメンバーとして入れるように頑張っていきたい(日刊スポーツ)。」と闘志を燃やす。花園大初のプロ野球選手が、杜の都の新たなエース候補として名乗りを上げ、三重中京大からプロ球界を代表するエースとなった則本投手のように大きく飛躍をする。
藤原聡大 プロフィール
- 氏名: 藤原 聡大(ふじわら・そうた)
- 所属: 東北楽天ゴールデンイーグルス(ドラフト1位)
- 出身: 三重県伊賀市(水口高校-花園大学)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 178cm、73kg
- 主な特徴や実績: 最速156キロの直球と「則本級」のスライダーが武器。大学時代にドクターKとして活躍。三点倒立がルーティン。













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