東洋大学優勝!エース藤岡貴裕、2連覇達成!

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 2011年全日本大学野球選手権の決勝は、延長10回、東洋大1番・小田裕也選手のサヨナラ2ランホームランで東洋大学が優勝、昨年に続き連覇を達成した。

 東洋大・藤岡貴裕、慶応大・福谷浩司の先発で始まった。
 福谷は初回に球が走らず、スライダーもストライクを取れない状態を攻められるも、東洋大の走塁ミスに助けられ1失点に抑える。その後立ちなおり、150kmをマークするストレートと鋭いスライダーで打たせて取るピッチングをみせ、9回でも球威は衰えず150kmをマークする熱投を見せた。

 一方藤岡投手は今大会4試合目の登板、3連投というマウンドだが、ストレートは140km中盤を記録し、カーブ、フォークで三振を奪っていく。制球も素晴らしくバッターの手が出ないところに投げ込んできた。4回に山崎錬にタイムリーツーベースを打たれるも、ほかは危なげないピッチングで、7回には三者連続三振など、9回まで10個の三振を奪った。

 試合は延長10回、藤岡投手は軸足となる左足を押さえながらの投球となり、球速は140km前半まで落ち制球を乱すも、気力だけで投げて2三振を奪い表を抑えると、10回裏に福谷投手も140km後半のストレートを見せたが、1番小田選手にライトポール際へサヨナラホームランを浴びた。

 藤岡投手はこの試合三振は12個で、今大会通算48奪三振。大会記録となる49にあと一つだった。しかし、東洋大2連覇という立役者となり、個人の記録も素晴らしいが、チームを勝たせるエースとしての力を見せてくれた。

 これからドラフト会議に向けて多くの球団が藤岡投手の名前を挙げるだろう。

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