芦屋大学・山川和大選手が指名対象外に、独立リーグ所属も大学卒業規定で

独立リーグドラフトニュース2014年ドラフトニュース

 大学野球連盟に所属しない芦屋大学で、関西独立リーグ(ベースボールファーストリーグ)の兵庫ブルーサンダーズでプレーしていた山川 和大投手が、今年のドラフト対象外となることが分かった。

芦屋大学にプロ注目投手

 芦屋学園は、高校、大学とも野球部を持ちながら、それぞれ高校野球連盟、大学野球連盟に所属せずに、関西独立リーグと提携して選手がプレーするなど独自の活動をして注目されている。

 その芦屋大学2年生で兵庫ブルーサンダーズでプレーする山川 和大投手は、168cmと小柄ながらも最速147km/hの速球を投げ、NPBのスカウトが注目しており、大学2年生ながらもドラフトで指名があるのではないかと期待されていた。

 

独立リーグはOKも

 独立リーグ所属選手は入団して1年目からドラフト会議で指名を受けることができる(社会人は高卒3年、大卒2年目でドラフト解禁)ため、兵庫もそれをNPBに確認し、ドラフト会議に向けた準備をしていた。

 しかしNPBは山川投手について大学で「翌年3月卒業見込み」の選手が指名できるという規定に当てはまらないとし、山川投手が今年のドラフト指名対象選手ではないことを伝えてきた。

 独立リーグも高校や大学も様々な活動をしている。連盟に所属しない芦屋学園の取り組みには期待をしており、この点についても今後何らかの動きがあるのではないかとみられる。

 

硬式歴はわずか1年だが、今秋には複数のNPB球団のスカウトらが視察。独立リーグ所属選手は1年目からドラフト指名ができるというNPB側との申し合わせがあり、兵庫ブルーサンダーズは指名に備えて会見準備などを進めていた。

 だが、NPBのドラフト会議規約は、大学生選手は「翌年3月卒業見込みに限り」指名可能と規定。NPB側は21日までにブルーサンダーズに対し、山川投手は独立リーグの選手であっても、来年3月には卒業の見込みがないため、規約が優先され、指名対象外になると伝えた。 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント