BCリーグ神奈川の杉浦健二郎投手は、これまで本格的な野球経験が無かったが、昨年秋のトライアウトで150キロを記録し注目された。
1年限定でNPB目指す
杉浦健二郎投手は相模台中時代は野球部でプレーしていたが、ポジションは主に内野手だった。麻溝台高校に進むとバドミントン部に入ると、中央大では草野球チームを作って野球を楽しんでいた。
しかし、草野球仲間から、遠投129mを記録した強肩を絶賛されると、「初めて実力を試したいと思った」と話し、秋のBCリーグのトライアウトを受験、ブルペン投球で150キロを記録すると、新規参入をした横浜ドリームフューチャーズで監督を務める、セリーグ首位にも輝いた鈴木尚典監督の目に留まった。
本格的な野球は今年が初めてとなる。しかし、大学を休学し「プロへの挑戦は今年の1年だけ」と話し、「指名がなければ大学に戻り、就活する」とNPBへの挑戦は1年だけとしている。
その大事な1年だったが、新型コロナウイルスの影響で、リーグ戦は6月中旬以降の開幕を目指す状況となっている。しかし、「たとえ8月、9月の開幕になり、登板が5試合しかなくても十分なチャンス」と話し、「NPBに指名されることは夢です」と、短い期間だが本気でNPB入りを目指す。
長くなったオフの期間にランニングやトレーニングなど、本格的な野球の練習を続ける。そしてオリックスの山本投手を参考に投球フォームを見直し、脱力しながらも140キロを記録するようになったという。
BCリーグが開幕したら、杉浦投手の登板をできるだけ多く見たい。
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元バド部右腕の1年発起 スポーツニッポン紙面 2020/5/22
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