BCリーグの栃木でプレーする、153キロ右腕の石田駿投手と、150キロ右腕の手塚俊二投手が、ドラフト会議の指名候補に浮上している。
元ソフトバンク・巽コーチの指導で
石田駿投手は静岡の静清高出身、その後、九州産業大に進み、146キロを記録するまで成長をしたが、九産大では154キロを記録する福森耀真投手(2019年楽天ドラフト5位)、エースの浦本千広投手など投手の層が厚く、公式戦では登板できなかった。
今年、BCリーグ栃木に入団をすると、元福岡ソフトバンクの巽コーチの指導により、サイドハンドから153キロを記録するリリーバーに成長し、シンカーも取得してリーグ屈指の投手となった。巽コーチは「球威がプロレベル。ホークスでも千賀や石川の球に感じていたが、サイドスローでは似た選手が思い浮かばない」と話す。
大学で1試合も投げなかった投手がBCリーグ1年でドラフト候補となった。ドラフト会議で指名を受け、福森投手などと投げ合うのを見たい。
また栃木では大学を中退して今年2年目となる手塚俊二投手も注目されている。高校時代は120キロくらいだったという球速が、大学で142キロまで伸びたものの、故障などもあり2年生で中退をした。そしてトライアウトを受けてBCリーグ入りすると、1年目こそ右ひじ痛で1試合しか登板できなかったが、今年は先発起用を伝えられると、新型コロナの影響による試合休止期間中も体力強化を行い、9月には150キロを記録した。
まだ線は細いものの、184cmから150キロの球を投げ、成長の度合いが早い。これからどんな投手になっていくのか、期待をしたい選手。
独立リーグでは、埼玉武蔵の田澤純一投手、154キロを投げる新潟の前川哲投手、四国IL高知の石井大智投手などが注目されている。
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