日本海オセアンリーグ選抜と横浜DeNA2軍が対戦し、高校卒1年目の石川ミリオンスターズ・野村和輝選手がDeNAスカウトから評価を受けた。
前日に投手として151キロ
野村和輝選手は昨年、東大阪大柏原高で投げては145キロを記録し、打っても高校通算27本塁打を放つ二刀流として注目された。しかし、プロ志望届を提出したものの指名が無く、今年から日本海オセアンリーグの石川ミリオンスターズに入団した。
その日本海オセアンリーグの選抜チームが、2日間に渡って横浜DeNAの2軍と対戦をし、1日目に野村選手は投手として登板すると、最速151キロを記録し2回無失点の投球を見せた。
この日は3番ライトでスタメン出場をしたが、濱口投手などプロ1軍で実績のある投手などとの対戦で、4打数ノーヒットに終わった。それでも、視察した横浜DeNAの横山スカウトは「パワーがある。しっかりバットも振れているしサイズもある。投手としてもある程度投げられていた。引き続き、楽しみな選手です」と投打に評価をした。
野村選手は「1年でNPBに勝負したいと思った。今年にかける思いはあります」と話し、独立リーグの道を選択した。二刀流として午前中に投手としての練習、午後に内野の練習と打撃練習をこなす。投手として「強い直球でどんどん押せるような投球を目指しています」と話すと共に、大谷翔平選手のプレーを見て「打てなかった後でマウンドに上がる時の動作や振る舞い、気持ちの切り替え方を見ています」と話した。
体の大きさや151キロを投げるパワーなど、注目する点の多い選手で、独立リーグで結果を出して、今年のドラフト会議を迎えたい。日本海オセアンリーグでは、昨年まで横浜DeNAのスカウトをしていた武居氏が事務局スカウト統括部長として、リーグの選手をNPBへと繋げる役割をしている。今回の対戦もその一環と思われるが、独立リーグからNPBに進む選手がさらに多くなってくれば、その存在感もさらに増してくる。

DeNA横山道哉スカウト 「パワーがある。しっかりバットも振れているし、サイズもある。投手としてもある程度投げられていた。引き続き、楽しみな選手です」
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