徳島インディゴソックスの篠崎国忠投手にメジャーなど複数球団視察、19歳右腕が150キロ連発

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四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの大型右腕・篠崎国忠投手に対し、メジャーリーグの複数球団が興味を示していることが明らかになった。特にフィラデルフィア・フィリーズが熱心に動いているという。篠崎投手本人も「将来的には海外でプレーしたい」とメジャー志向を明言しており、今後の動向が注目される。

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MLBも注目

篠崎国忠は修徳高校時代に、長身から140キロ後半の速球を投げる投手として、プロのスカウトからも注目されていた。しかし、プロ志望届を提出したもののドラフト会議で指名は無く、独立リーグの徳島インディゴソックスに入団した。

1年目の昨年もドラフト会議での指名はなかったが、193cm100kgという恵まれた体格は注目されており、今年はさらに飛躍を遂げている。「オフにウエートトレーニングを頑張って、その成果が出てきた」と語る通り、昨年まで140キロ台だったストレートの球速は、最速154キロまでアップした。

球速アップとともにその注目度は急上昇し、メジャーリーグ球団が本格的に動き出した。フィリーズが熱心に動いているといい、またこの日はNPBの複数球団のスカウトも視察、球団によっては首脳陣も視察に訪れるなど、日米ともに注目度が増している。篠崎投手自身もその視線を意識しており、「将来的には海外でプレーしたい。高いレベルでやれるよう、常に上を目指したい」と、明確にメジャーリーグへの挑戦を目標に掲げた。

6日の先発では153キロ連発も課題「3、4回くらいからバテた」

この日の香川オリーブガイナーズ戦に先発した篠崎投手は、5イニングを投げ4失点を喫した。最速153キロを計測するなど150キロ台のストレートを連発し、そのポテンシャルの高さを証明したものの、これまで2〜3イニングの登板が多かったため、「3、4回くらいからバテた」と話し、長いイニングを投げる上でのペース配分に課題を残した。球速が140キロ台に落ちた3回以降に失点しており、スタミナ面の向上が今後の飛躍の鍵となる。

まだ課題もあるものの、19歳と若い篠崎投手の将来性は計り知れないものがある。今年のドラフト会議で指名がなければ、オフにはアメリカの球団と契約を結ぶくらいにはなっていると思う。そしてNPBのドラフト会議で育成指名だった場合も、交渉次第ではアメリカでのプレーを選択する可能性もあると思う。獲得を希望するNPB球団にとっては指名順位の判断も大切となってきそうだ。

篠崎国忠投手 プロフィール

  • 氏名:篠崎 国忠(しのざき くにただ)
  • 生年月日:2005年6月12日
  • 出身地:東京都
  • 経歴:扇ターキーズ(足立区・小2) – 修徳中学校(軟式) – 修徳高校 – 徳島インディゴソックス(2年目)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:193cm・100kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:最速154キロを誇る大型右腕。193cmの長身から投げ下ろすストレートが武器で、本人も「もっと出ると思う」と伸びしろに自信を持つ。MLBフィリーズなど複数球団が興味を示しており、本人もメジャー志向を明言。修徳高校時代は甲子園出場なし。血液型A型。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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