四国アイランドリーグplusの年間王者を決めるチャンピオンシップが20日に開幕。今秋ドラフト候補、徳島インディゴソックスの最速157キロ右腕・篠崎国忠投手が先発した。制球に苦しみ3回3失点と課題を残したものの、阪神やソフトバンクなど7球団のスカウトが視察。そのポテンシャルに高い評価が集まった。
制球に課題もポテンシャル示す最速154キロ
大一番のマウンドで、篠崎国忠投手は苦しい投球となった。初回から制球が安定せず、3回を投げて被安打4、5つの四死球を与えて3失点。ドラフト前最後のアピールの場で、悔しい結果となった。
それでも、193cmの長身から投げ下ろすボールの威力は健在。この日の最速は154キロを計測し、そのポテンシャルの高さを改めて示した。高卒2年目の今季に急成長を遂げた大型右腕の素材は、スカウト陣の目には魅力的に映った。
ソフトバンク部長「いい素材」阪神など7球団、ドジャースも?
スタンドには阪神、ソフトバンクなどNPB7球団のスカウトが集結。特にソフトバンクは永井智浩スカウト部長を含む4人体制で熱視線を送った。
福岡ソフトバンク・永井智浩スカウト部長:「いい素材。高卒2年目なので大学のリーグ戦で投げていると仮定すれば相当目立っているはず」
さらに試合前には、後藤田正純徳島県知事がスピーチで「ドジャースの関係者も来ています」と明かすなど、会場を盛り上げる一幕もあった。
徳島インディゴソックスからは、椎葉剛投手が2023年のドラフト2位で、工藤泰成投手が2024年の育成ドラフト1位で、2年連続で阪神が指名をしており、今年も157キロの剛腕の指名が注目される。
修徳高校で長身の右腕投手として注目され、プロ志望届を提出したが指名漏れとなった篠崎投手、あのとき指名していれば良かったというようなスカウトもいるのかもしれないが、独立リーグでその答えをきっちりと示している。この日の投球を見てもまだブレを抑えきれない点など課題も見せるが、そのポテンシャルは高く評価される事になりそうで、ドラフト会議では支配下ドラフトで指名されると見られる。
篠崎 国忠 プロフィール
- 氏名:篠崎 国忠(しのざき くにただ)
- 所属:徳島インディゴソックス
- 出身:修徳高校
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 身長・体重:193cm・100kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速157キロを誇る大型右腕。高卒2年目の今季に急成長し、NPB球団から注目を集める。

コメント