京セラドーム大阪で行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)強化試合で、韓国代表がオリックス・バファローズを8-5で下した。この試合で韓国代表の勝利に貢献したのが、サポートメンバーとして参加した四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの二人の投手だった。8回のピンチを石井康輝投手が火消しすると、9回は元広島の小林樹斗投手が三者凡退で締めくくり、NPB入りを目指す独立リーガーたちが国際舞台で強烈なアピールを見せた。
8回のピンチで石井康輝が躍動、大城を空振り三振斬り
韓国代表の柳志炫(リュ・ジヒョン)監督は、試合前から「6人(の代表投手)で9回を投げることはできないかも」と、サポートメンバーの起用を示唆していた。その出番は、緊迫した場面で回ってきた。
8回、オリックスに2点差まで迫られ、なおも走者を置いた厳しい状況でマウンドに上がったのが石井康輝投手だ。重圧のかかる場面だったが、持ち前の度胸を発揮し、オリックスの大城選手から見事な空振り三振を奪取。相手の反撃ムードを断ち切る見事な火消しを見せた。
ピッチコムの壁も乗り越え、9回は小林樹斗が完璧セーブ
国際試合ならではの苦労もあった。この試合では電子機器によるサイン伝達システム「ピッチコム」が使用されたが、即席のバッテリーということもあり、韓国の捕手とのサイン交換に苦戦する場面も見られた。
石井投手がピンチを脱すると、9回のマウンドには昨季まで広島東洋カープでプレーし、今季から徳島に加入した小林樹斗投手が上がった。NPBの舞台を知る右腕は、オリックス打線を完璧な投球で三者凡退に打ち取り、見事にセーブを挙げた。
柳監督「勝ちを守ることは非常に大切」、NPBへ猛アピール
試合後、韓国代表の柳志炫監督は二人の独立リーガーに対し、「勝ちを守ることは非常に大切なこと。彼ら2人が私たちの勝利を守ってくれた。この勝利は次につながると思います(スポーツ報知)」と最大限の賛辞と感謝を口にした。
侍ジャパンの最大のライバルである韓国代表に勢いをつける働きを見せた石井投手と小林投手。大舞台での堂々たる投球は、ドラフト会議やNPB復帰へのアピールとなった。
徳島インディゴソックス 登板投手プロフィール
石井 康輝
- 所属: 徳島インディゴソックス
- ポジション: 投手
- 主な特徴: WBC強化試合で韓国代表のサポートメンバーとして登板し、見事な火消しを見せた。NPB入りを目指す。
小林 樹斗
- 所属: 徳島インディゴソックス
- ポジション: 投手
- 主な経歴: 智弁和歌山高から2020年ドラフト4位で広島入団。昨季戦力外となり、今季から徳島でNPB復帰を目指す。







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