東京六大学、早大・杉山翔大選手(中日4位)が三冠王、法大・三嶋一輝投手(横浜DeNA)が投手二冠王

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 東京六大学は早慶戦の2回戦が行われ、早稲田が慶応を6-3で下し2連勝で今シーズンを締めた。タイトル争いでは中日からドラフト4位指名を受けた早大4番・杉山翔大選手が2打席出場しノーヒットとしたところで足を痛めて交代、その時点で三冠王が決定した。また、中日からドラフト1位指名を受けた慶大・福谷浩司投手が5回から登板すると、5イニングを無失点で押さえれば防御率トップとなれたが、2失点を喫して万事休す、横浜DeNAから2位指名を受けた法大・三嶋一輝投手が防御率、勝利数の二冠王となった。

 杉山翔大選手は打率.389、15打点、2本塁打で戦後13人目となる三冠王を達成、「大学で4年間試合に出させてもらって、ここまでやってこられて成長したなと思う。大きな財産です」とコメントしている。

 また三嶋一輝投手は4勝0敗、防御率0.89で2つのタイトルを獲得、「今回は優勝に貢献できたのでそこが一番うれしい」と話し、チームを優勝させた原動力となり学生野球生活の有終の美を飾った。福谷浩司投手は苦しい1年間となってしまったが、「個人的には杉山と対戦したかった。やり切れない思い」と話したが、プロでは「どこでもいける準備をしたい」と先発・リリーフでフル回転することを誓った。

 東京六大学はなんにしても注目されるリーグだ。その中でこの3選手の4年間は良いシーズンもあればそうでないシーズンもあった。福谷浩司投手、三嶋一輝投手は1年生で輝き、三島投手は先発転向の課程で一度はうまくいかずに調子を崩したが、最後のシーズンに抜群の投球を見せた。福谷投手は1年から3年ではエースの活躍で先発・抑えに活躍した。最後のシーズンは足の怪我も未勝利に終わり苦しんだものの、リリーフとして防御率1.04と成績を残した。

 杉山翔大選手は注目の捕手として早稲田に入ったものの捕手として失格の烙印を押されたものの、サードとして3年秋に打率.386と打撃を開花させると、4年生になって、春に5本塁打、秋は三冠王と一気に駆け上がった。

 当たり前の事だが、もうこれらの選手が東京六大学のリーグ戦で試合をすることは無い。それぞれの4年間の輝きを見せて、プロの世界に飛び込んでいく。

 

  大きな勲章を手に入れた杉山の表情は充実感に満ちあふれていた。「大学で4年間試合に出させてもらって、ここまでやってこられて成長したなと思う。大きな財産です」

 

 1回戦を終えた時点で既に3部門で全てトップ。試合を欠場しても3冠王は確定していた。だが、岡村猛監督は「そういう話はしなかった」と名門の主砲として変わらず「4番・一塁」で先発させた。1打席目で右飛に倒れ、迎えた3回。三ゴロで一塁へ全力疾走した際にシーズン途中から張りがあった右太腿裏に強い痛みが出た。ベンチ裏で治療を受けて一度は守備に就いたが、ベンチから飛びだしてきた岡村監督に促されるように途中交代。結果的に2打数無安打で法大・多木の・381を8厘上回った。

 中日1位の慶大・福谷 2失点、最優秀防御率逃す - スポーツニッポン:2012/10/29

 慶大・福谷は最終回に自責点を許し、最優秀防御率のタイトルを逃した。5回から4番手として登板。5イニングを自責点1までなら防御率0・69となり、法大・三嶋の0・89を上回って自身2度目のタイトルとなった。 しかし8回に続き、9回にも適時打を浴びて自責点2。「個人的には杉山と対戦したかった。やり切れない思い」と落胆した表情を見せたが、プロ入りに向けては「(先発でも抑えでも)どこでもいける準備をしたい」と力を込めた。

 DeNAからドラフト2位で指名された法大・三嶋が最多勝(4勝)、最優秀防御率(0・89)、ベストナインの3冠に輝いた。最優秀防御率は2年春にも獲得したが、主に中継ぎだった。今季は先発、抑えでフル回転し、チームも優勝しただけに「今回は優勝に貢献できたのでそこが一番うれしい」と喜んだ。 11月10日開幕の明治神宮大会に向けて「六大学の代表として、法政の野球をしっかりやりたい」と意気込んでいた。


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