西日本スポーツによると、横浜DeNAの高田GMが退任する意向を固めているという。
GM退任
記事によると高田GMは体力的な不安を抱えており、親しい関係者に「あとを頼む」と意向を伝えているという。後任には吉田孝司編成部長が就任する方向とのことだ。
高田GMは2011年に新生、横浜DeNAのGMに就任し、中畑監督を指名してチーム作りを進めてきた。今年前半は首位を走るなど5年前のチーム状況からの変化は見られていたものの、今年もBクラスが確定し就任して4年間Bクラスと結果は出せなかった。
中畑監督も現在最下位を争う状況に「責任を感じている」と話をしている。オールスター後にオーナーより続投を要請されており、球団としてはその方針は変わらないものの、シーズン後に南場オーナーと話し合いをするという。高田GM、中畑監督の去就が注目される。
来年に向けて
前半戦は快進撃を続け首位を走ったものの、交流戦から徐々に勢いを失うと最後はチーム力の差が見えてBクラスに転落した。今年は大混戦が続く中で優勝のチャンスやCS出場のチャンスが大きかっただけに、それを目標と話していたGM、監督としては責任の大きさは感じているだろう。
チーム状況も高田GMの手腕によりドラフト指名や外国人補強で結果を見せられるようになり、その前の時期に選手もやる気をなくして内川選手や村田選手がFAで他球団に移籍するような状態からは脱したといえる。
ただし今年についてはグリエル選手を最終的に獲得できなかったり、昨年勝ち星を積み重ねた先発投手陣を過信してしまったり、後半に再び勢いをつけなければいけない場面で手を外国人獲得も失敗し手を打つことができなかった。勝つチーム、勝てるチームになっていくためには、新しい方針も必要かもしれない。
まだチームは安定した状態ではなく、すぐに以前の状態になってしまう危険性もある。新しいGMの役割は大きいと思う。
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