全日本大学野球選手権2日目、亜大vs八戸大の試合でドラフトの目玉、亜大・東浜巨投手が登板すると、ストレートの最速は140km、130km前半の球速がほとんどだったがそれでもそのストレートが外角のコーナーに決まると面白いように空振りを奪い14奪三振を記録した。結局6安打を許し2失点したが149球を投げて完投した。
この投球に日米13球団のスカウトが視察し、11人で東京ドームで視察をした阪神は高野本部長も視察しコメントをしている。
球速以上のストレートだと感じた。しかし130km前半がほとんどだったのはやはり気になる。またこの日も149球を投げている。大会前には1日200球の投げ込みを行ったようで、肘を故障した後にこのような投球をするのは、やっぱり異常といわざるを得ない。東浜投手にとってこれが始めての全日本選手権で優勝したいのは間違いないだろう。リーグ31勝21完封があっても全国優勝が無ければ・・・という思いもあるのだろうが、疲労の蓄積は間違いなくされていると思う。
ただ全て悲観的というわけではなく、ストレートにチェンジアップ、スライダーなどこれだけ制球良く投げ分けられ、130km前半でストレートで空振りを奪う投球術はプロでも1年目から間違いなく活躍できると思う。ストレートもプロでの調整で常時140kmを記録するくらいには戻ると思われる。しかし、長い期間ケガ無く投げられるかについては正直わからない。
◆阪神・高野本部長:「甲子園であれだけ名をはせた投手だし、一番厳しいとされるリーグであれだけの結果を残している。秋も引き続き追っていきます」
◆阪神・中尾孝義スカウト:「球持ちがいい。(不安材料は)肘の回復具合だけ」
◆横浜DeNAの高田繁GMは「球速は出なくても、しっかり空振りを取れる。ナンバーワン投手であることは間違いない」
◆オリックス・古屋スカウトグループ長は「出所が見づらく球持ちの良いフォームだから、初対戦の打者は、直球に球速以上の伸びを感じて、空振りするのでは」
スポーツニッポン:2012/06/14
亜大の東浜が奪三振ショーで大学初の全国1勝をつかみ取った。5回までに10個のハイペースで三振を積み重ねると、最終的には今季最多の14奪三振。今春のリーグ戦では右肘痛からの故障明けで打たせて取る投球に徹してきた右腕は「リーグ戦より意識した。追い込んだら狙った」と振り返った。リーグ戦を行う神宮のマウンドより高さがある東京ドーム。そのマウンドの傾斜を存分に生かした。最速こそ140キロ止まりだったが「(傾斜の)角度に順応できた」と球に角度がつき、14三振中、直球で10三振を奪った。今春リーグ戦の1試合平均奪三振が5・7。リーグ戦後には、ほぼ直球のみで連日200球前後の投げ込みを敢行して切れが戻った。この日は日米13球団のスカウトが集結。DeNAの高田繁GMは「球速が出なくても空振りが取れるのは大事なこと。現状でNo・1の投手」と絶賛した。 全文はスポーツニッポンサイトをご覧ください。
スポーツニッポン:2012/06/14
阪神は高野栄一球団本部長とスカウト全11人で亜大・東浜を視察した。
高野本部長は今秋ドラフトの1位候補とした上で「甲子園であれだけ名をはせた投手だし、一番厳しいとされる(東都)リーグであれだけの結果を残している。秋も引き続き追っていきます」と絶賛。担当の中尾孝義スカウトも「球持ちがいい。(不安材料は)肘の回復具合だけ」と話した。
スポーツ報知:2012/06/14
149球で6安打2失点完投。「やっと全国で投げられてうれしい。三振は全く狙ってなかった」。沖縄尚学で優勝した08年センバツ以来となる全国舞台での白星に、笑顔で大粒の汗をぬぐった。
ネット裏には日米13球団のスカウトが集結。オリックス・古屋スカウトグループ長は「出所が見づらく球持ちの良いフォームだから、初対戦の打者は、直球に球速以上の伸びを感じて、空振りするのでは」と指摘した。 全文はスポーツ報知サイトをご覧ください。
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