亜大・東浜巨投手に12球団37人のスカウト視察!横浜DeNAは6人で視察!

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 東都リーグ開幕戦の亜大vs東洋大で先発した亜大・東浜巨投手がリーグ通算32勝目を挙げた。この日は12球団37人のスカウトが視察、横浜DeNAは6人、巨人は8人で視察を行った。

 初回に丁寧に行き過ぎて1失点したものの、2回に雨で19分間中断するとその間に気持ちを入れ替え2回は狙って三者三振に斬って取った。その後はストレートとスライダーを軸に粘りの投球を見せ、9回143球を投げきって7安打9奪三振1失点で完投した。

 8月の北海道合宿ではストレートの威力を増すことをめざしてオープン戦3試合は全てストレートを投げたという。しかし、千葉ロッテとの交流千や早稲田戦で打ち込まれると、1年生の時のフォームをチェックしてワインドアップのフォームに代えた。この日も最速は144kmで大体130km後半だったがキレのあるストレートだった。

 この日は横浜DeNA・高田GMや巨人・山下部長などスカウト・編成トップも視察を行った。12球団37人のスカウトのコメントは以下の通り。
◆千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「球速を意識するのではなく、丁寧に両コーナーに投げ分けた」
◆千葉ロッテ・山下スカウト:「春よりもしっかり腕が振れて直球は走り、変化球も切れ、全然レベルアップした」
◆北海道日本ハム・今成スカウト:「常に目いっぱいでない投球ができる。勝てる投手。ひじを痛めても投球術を覚えたのも今後の財産になる。」
◆阪神・中尾スカウト:「打者の打ち取り方を心得ている。2年の時の方が速かったけど肘を痛めてから球を長く持てるようになった。」
◆広島・苑田スカウト:「好調時より球持ちが悪いが、腕を大きく振ってタメをつくれば戻る」
◆広島・尾形佳紀スカウト:「実績があるし、評価は変わらない」
◆埼玉西武・奥薗満編成部長:「春よりも腕が振れている。初回は失点したが、その後をどう抑えるかが勝てる投手とそうではない投手の差。当然上位で消える選手」
◆福岡ソフトバンク・宮田善久スカウト部長補佐:「まっすぐのスピードとキレが戻っている。ツーシームが少なくなった。これから涼しくなっていけば、まだまだ良くなると思う」
◆巨人・山下哲治スカウト部長:「1イニング目は悪かったけど修正した。球は浮かないし、コントロールが抜群だった。順調に成長している。」

 横浜は6人で視察した。チーム事情から言っても先発の軸がすぐに欲しいチームで、実績のある東浜投手はチームにとって最も欲しい投手。高田GMが韓国で行われている18U世界選手権で藤浪晋太郎投手、大谷翔平投手を視察してから決めることになるだろう。巨人が8人のスカウトで視察したのは、東浜巨投手の視察もあるが昨日出場したほかの選手の視察という事もあるだろう。

 亜大・生田監督が東浜巨投手を「今の状態ではプロで通用しない」と話し東芝入りを勧めているが、それを聞いてかプロ側から絶賛の嵐で、生田監督へのメッセージのようにも聞こえる。調子が悪いとすぐに過去の良い時点に修正することができる東浜投手がその答えを見せてくれた格好となった。

亜大・巨、完全復活!1失点完投で32勝…東都大学野球 - スポーツ報知:2012/09/02

 秋季リーグ戦が開幕した。3季連続優勝を目指す亜大は、今秋ドラフト目玉候補の152キロ右腕・東浜巨投手(なお、4年)が1失点完投で白星発進した。OBの阿波野秀幸巨人2軍投手コーチ(48)らに並ぶリーグ史上9位タイとなる通算32勝目を挙げた東浜は、DeNAの高田繁GMら視察した国内12球団37人のスカウトをうならせた。

 

  力強さが戻った。東浜が完全復活を印象づけた。初回3連打で1点を失い、2回表終了後に雨のために19分間の中断。ベンチ裏でストレッチなどで体を動かしながら、「思い切りいこう」と気持ちを切り替えた。

 中断明けの2回、直球主体で押した。「勢いをつけるために3人とも狙いました」。7番からの3打者を外角直球で見逃し、空振り、見逃しと3者連続三振。試合の流れを引き戻した。

 最速144キロをマークし、被安打7、9奪三振、143球で1失点完投勝利。ネット裏で視察した高田GMは「評価がトップであることは間違いない」と断言。ロッテ・山下スカウトは「春よりもしっかり腕が振れて直球は走り、変化球も切れた」と絶賛した。全文はスポーツ報知のサイトをご覧ください。

東浜、納得の完投勝利!「勝てる投手」証明 - スポーツニッポン:2012/09/02

  沖縄尚学時代の08年センバツで優勝投手になった。「成長するために」亜大に進学。大学ラストシーズンは、4年間の成長を披露するマウンドでもあった。ネット裏に国内12球団37人のスカウトが勢ぞろいする中、2回以降のギアチェンジに始まり、走者を背負いながらも失点しない持ち味も披露した。1年春から投げ続けてきた経験と、打者に対する洞察力が4年春までにリーグ記録の21完封を達成した要因だ。これで通算32勝目を挙げたが、この日を含め1点差勝利は10度目。「目の前のアウトを取るだけ。点差は見ていない」と勝てる投手であることをあらためて証明した。

 今春リーグ戦は2季連続優勝を果たしたが、全日本大学野球選手権決勝では早大に敗れた。大会後に行った生田勉監督との進路面談では「今のままでは上のレベルでは通用しない」と厳しい指摘を受けた。8月の北海道キャンプでは直球の切れを取り戻すことに没頭し、オープン戦3試合は全球直球で投げきった。それでも8月28日、早大相手に3回7失点と返り討ちにされた。開幕2日前。1年時のフォームをビデオで確認し、セットで投げていたフォームをワインドアップに変えた。直球の最速は144キロ。「原点に戻れた。まだまだですけど、真っすぐは春よりも指に掛かった」と納得の表情を見せた。全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。

12球団ズラリ!巨人は最多8人で視察「制球が抜群」 - スポーツニッポン:2012/09/02

 ネット裏のスカウト陣は、走者を出しても得点を許さない亜大・東浜の粘りの投球を評価した。西武・奥薗満編成部部長は「春よりも腕が振れている。初回は失点したが、その後をどう抑えるかが勝てる投手とそうではない投手の差。当然上位で消える選手」と東浜の高い修正能力に目を細めた。広島・尾形佳紀スカウトは「実績があるし、評価は変わらない」とし、ソフトバンク・宮田善久スカウト部長補佐は「これから涼しくなっていけば、まだまだ良くなると思う」と話した。12球団最多の8人態勢で視察した巨人の山下哲治スカウト部長は「1イニング目は悪かったけど修正した。球は浮かないし、コントロールが抜群だった」と絶賛していた。全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。

亜大・東浜、完投快幕!丁寧投球9K/東都 - サンケイスポーツ:2012/09/02

  「開幕戦はいつもこけてチームに迷惑をかけてきた。立ち上がりに1失点し、いつもなら崩れるけど、全力で投げようと切り替えた。なんとか抑えられた」。一回一死から3連続長短打で1失点する立ち上がりだったが、二回に雨で19分間中断し、気持ちをリセット。「勢いをつけたくて三振を狙った」と3者連続三振に斬り、立て直した。自己最速152キロの直球は144キロ止まり。7安打2四球を許し、143球を費やしたが、ツーシームとスライダーを内外角に投げ分け、9三振を奪った。

 

 バックネット裏には国内12球団37人の007が集結。本来の投球ではなかったが、ロッテの永野チーフスカウトは「球速を意識するのではなく、丁寧に両コーナーに投げ分けた」と制球力を絶賛し、広島の苑田スカウトも「好調時より球持ちが悪いが、腕を大きく振ってタメをつくれば戻る」と高評価は変わらない。

 

 原点回帰が功を奏した。セットポジションで投げた春季リーグは「三振は多くて5、6個」。開幕2日前に生田監督からの助言もあり、好調だった1年時のワインドアップで臨んだ。加えて、始動の際に左足をゆっくり上げることで「打者のタイミングをずらせた」と好結果につなげた。

 

「本当によく投げた。本人には自信につながったはず」と生田監督もたたえた。注目される10月25日のドラフトに向けて、東浜が着実に歩みを進める。
全文はサンケイスポーツのサイトをご覧ください。

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