広島東洋カープの2010ドラフト戦線

広島カープドラフトニュース

続いて、広島東洋カープの2010年シーズンとドラフト戦線を振り返って、2011年の予測をして見たいと思います。ご指摘などがあると思いますので、コメント欄にお願いします。

2010年シーズン

2009年広島は3位争いを繰り広げたものの、結果としては借金10の5位、12年連続Bクラスという不名誉な記録を続けてしまっていた。これを打開するため、ブラウン監督から野村新監督へと交代させ新たにチーム作りを任せることとなった。2009年のドラフトでは1位で今村猛を単独指名することに成功、2位では他球団が即戦力指名に流れる中、夏の甲子園優勝に貢献した堂林翔太を獲得した。4位の庄司隼人も含めて5年後のカープを担う選手達を指名し、長期的な視点での指名となった。

このようなドラフトであったにもかかわらずストーブリーグでの補強は少なく、2年間で26勝を挙げたルイスが退団し先発投手陣の補強が不足しているという不安を持ちながらシーズンにのぞむことになるが、大竹寛の離脱しその不安は的中すると、3,4月から借金を抱えるとシーズン中も浮上することなく借金26を抱えての5位となった。打撃でも梵が3割を越え、廣瀬、赤松が活躍を見せたものの、栗原の離脱や天谷、嶋も不調で主軸としての機能を果たすことができず、オリックスから迎選手を迎えたが立て直す事はできなかった。

しかし大きな輝きが見られた。前田健太投手が15勝8敗で堂々のリーグ1位、沢村賞を獲得する活躍を見せた。まだ22歳のエース誕生によりチームに大きな軸ができ、大竹が復活すれば10勝を計算できる投手が2人となるのは補強の戦略を立てるのに非常に大きいといえる。また打撃では打率は低いとはいえ14本塁打を放った岩本貴裕が天性の長距離砲として攻撃側の主軸となり得る姿を見せた。また中田廉が1軍で初勝利をあげ飛躍を思わせる投球を見せたこと、ファームでは2010年1位の今村猛が球速こそ伸びていないが希望を持たせる投球を見せるなど、チームが大きく代わって行く予感をさせた。

2010年ドラフト戦線

このような状況で2010年のドラフトではエース前田に続く先発投手獲得が目標に挙げられ、早大・斎藤佑樹、中大・沢村拓一、佛教大・大野雄大、立正大・南昌輝、大阪ガス・岩見優輝を1月にはリストアップしていた。中でも中大の沢村拓一には練習始めからマークを続け、リーグ戦でもスカウトが厳しい評価をしたり、褒めたりとコメントを出すなどマークを続けていたことをうかがわせていた。ほかに富士大の中村恭平には北海道日本ハムと共にマークをしている姿が見られるなど、左腕投手の獲得にも積極的だったことをうかがわせた。
甲子園で広陵の有原航平、東海大相模の一二三慎太 を高い評価し、昨年に続いて甲子園で活躍した選手を指名するかもしれないという噂もあったが、今年は即戦力投手という方針通りドラフトを迎える。ドラフト前のスカウト会議では早大・斎藤佑樹、大石達也、福井優也、中大・沢村拓一、佛教大・大野雄大の5人を1位候補に挙げたものの、一番マークをしていたと思われる中大・沢村拓一が巨人志望であることが報道され、また佛教大・大野雄大がラストシーズンで登板しなかった事を受けて動揺を見せた。
結局最終的には早大・大石達也指名を決め、福井優也、加賀美希昇、中村恭平、南昌輝、岩見優輝をリストアップしドラフトにのぞんだものと思われる。

2010年ドラフト会議

1位指名では大石達也を指名したが抽選で縁無く、外れ1位の指名となる。東京ヤクルトも斎藤佑樹の抽選を外し、同じ早稲田の福井優也をリストアップしていた事もあり、再び競合することを覚悟で福井優也を指名したが、ヤクルトは塩見貴洋を指名し、単独で獲得できたことはうれしい誤算だった。2位では加賀美希昇は横浜が指名し、立正大の南昌輝か3位以下であればトヨタ自動車入りとしていた富士大の中村恭平か、大阪ガスの岩見優輝が候補であったと思うが、1位で右腕の福井優也を獲得できたことで左腕の中村恭平を指名した。3位では岩見優輝を指名することができ、4位でも金丸将也投手を指名するなど、左腕3枚を獲得したことは大きかったといえる。5位では堂林翔太の後輩で将来の主軸を打ち主力捕手としても期待できる磯村嘉孝を指名し、ほぼ思い通りの指名となった。

チームの変化と2011年の見通し

ドジャース黒田の復帰はならなかったものの、前田健太、大竹寛に続く右腕として福井優也が加入する。中田廉、今村猛が育てば、投手王国の可能性もある。課題の左腕では中村恭平はまだ身長も含めて成長を続けている選手であり、篠田のように1年目からというのは難しいかもしれないが左腕エースとなれる素質を持っている。岩見優輝は独特なフォームで注目されるだろうが、多彩な変化球とクセ球は1年目から中継ぎとしても先発としても安定した活躍を見せられる投手、金丸将也投手は昨年の武内久士を左にしたようなタイプで、少し時間はかかるが抑え候補として育てていきたい選手だろう。投手陣は非常に期待できるといえる。
打撃陣は選手の底上げが必要であり、主力にケガ人がでると厳しいシーズンとなりそうだ。梵、赤松、東出などリードオフマンが良いだけに、栗原、天谷、岩本と外国人などでクリーンナップを揃えることができるかが課題となりそうだ。

2011年のドラフト戦略

2010年の左腕投手の活躍が鍵となりそうだが、福井優也も含めて活躍が見られれば、確かに地元出身の明大・野村祐輔は逃すのに惜しい選手ではあるが即戦力野手の指名の可能性が考えられる。球団初のFA獲得として内川聖一を狙ったことから主軸となる右打者を求めている事は明らかとなった。来年の上位野手は残念ながら左打者が多いが、中距離打者で言えば地元出身の早大・土生翔平がおり2年連続早大からの指名も考えられる。ホームランを狙える選手であれば即戦力では慶大の伊藤隼太、将来性で地元なら広陵の丸子達也などもあげられる。
野手にこだわらなければ、明大・野村祐輔は投手王国完成の最後の鍵となる選手となる。いずれにしても地元出身の選手が多い年でもあり、岩本、上本を狙った2008年のように積極的に熱意をもって動いて欲しいところだ。

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コメント

  1. 広島カープファンの方御意見ください。