広島カープのドラフトの狙い(2019)

広島カープドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

2019年の12球団のドラフトを予想します。今日は広島カープ編。

チーム状況

〇タイプ:育成型
〇監督:野手出身、どちらかというと攻撃中心のチーム
〇決定者:松田オーナー、苑田スカウト部長などフロント中心
〇補強ポイント:主軸打者(左・右)、先発投手、内野手
〇近況:1月11日のスカウト会議で224人をリストアップ、苑田スカウト統括部長は「今年は高校生に良い投手が多い」、白武スカウト部長も「今年は投手が豊富。みんな145、6キロ投げるし、レベルが高い」と話す。

広島カープは以前より育成型のチームとして知られ、特に野手は高校生を育ててチームの戦力にする。近年は大瀬良大地投手、有原航平投手、田中正義投手、中村奨成選手、小園海斗選手と目玉クラスの指名に参戦することが多いが、基本的には単独1位指名が理想とオーナーも話す。最終決定者は松田オーナー。

緒方監督は基本的には野手を中心とした、走攻守のそろったチームを理想としており、田中選手、菊池選手、丸選手、鈴木選手を中心に堅い守備と打線を組めるチームでセリーグ3連覇を達成した。

しかし、これまでの宿題として残っているサードに加え、丸選手がFAで移籍することが決定、さらに菊池選手、會澤捕手も今年FA権を取得し、菊池選手はメジャーへの思いを伝えている。田中選手もベテランの域に入ってくるが、東海大相模、東海大で菅野智之投手などとプレーしていた選手で、東海大閥が集まる巨人が意識される。そして若き主砲・鈴木誠也選手も東京の出身で巨人への憧れを持った選手で、FAでの移籍は十分考えられる、現在の野手陣は5年後にはそっくり入れ替わっていることが考えられる。

チームもそこを捉え、昨年のドラフト会議では1位で小園海斗選手を指名し、林晃汰選手、中神拓都選手、羽月隆太郎選手と、高校生内野手を次々と指名した。また、捕手の坂倉選手か中村選手は、打撃が成長すればどちらかは内野手に転向する可能性もありそうで、次世代に向けた動きをしている。

また課題はもう一つ、昨年はセリーグ3連覇をしたが、一昨年に15勝を挙げた薮田投手が2勝どまりに終わり、安定して成績を残す所まで行けなかった。それでも大瀬良大地投手がしっかりとした軸となっていて、岡田投手、九里投手も8勝とまずます踏ん張った。一昨年より不安も見せたが外国人のジョンソン投手も含めてレベルの高さは維持している。またリリーフでアドゥワ投手、一岡投手、中崎投手が力を見せている。

それでも大瀬良投手もメジャーで投げられる力がありそうで、勝ち続け得ればそれだけ次へのチャレンジへの気持ちも強くなってくるかもしれない。岡田投手、薮田投手、九里投手の他にエース候補の獲得が必要になりそうだ。

ポジション

捕手:會澤、石原
一塁手:松山、バティスタ、エルドレッド、メヒア、新井
二塁手:菊池(固定)、曽根
三塁手:安倍、西川(ここまででほぼ固定)、小窪
遊撃手:田中(固定)
外野手:丸、鈴木、野間、松山(ここまでほぼ固定)。バティスタ、高橋、下水流、堂林

先発投手:野村、ジョンソン、大瀬良、岡田(ここまで固定)、薮田、九里、中村、高橋、戸田、高橋、福井
リリーフ投手:アドゥワ、中崎、フランスア、一岡、ジャクソン、今村

ドラフト候補は

次世代の内野手は、まず高校生を昨年に多く獲得した。また一昨年と3年間は捕手を獲得している。今年はまず捕手に同世代で大学、社会人で力を見せた捕手を加え、坂倉、中村選手に刺激を与えたい。タイプとしては打撃のある選手という感じなので、総合力があり即戦力としても期待できる東海大の海野隆司選手を筆頭に、慶応大の郡司裕也選手、東洋大の佐藤都志也選手、立教大の藤野隼大選手が候補になってきそうだ。高校生捕手の東妻純平選手や有馬諒選手も好きそうなタイプで、中村選手、坂倉選手の打撃や捕手の状況次第では内野手転向を決断して、どちらかの選手の指名にいくかもしれない。

また、昨年は野手の指名が多く、今年は投手が中心になることが予想される。スカウト会議でも話が出ていたように、今年は高校生投手に目玉候補がそろい、奥川恭伸投手、佐々木朗希投手、及川雅貴投手、西純矢投手、そして日大三の井上広輝投手、広沢優投手、木更津総合の根本太一投手も入ってくる。しかし、これらの投手は他球団からも注目を集めており、こういう時には広島は単独1位を狙ってくるかもしれない。その時には明治大の森下暢仁投手、JR東日本の太田龍投手、東海理化の立野和明投手が候補か。野村投手のように森下一本で来るかもしれない。

最近は左右に関係なく良い投手を優先しているように思えるが、左腕投手は1軍戦力にやや少ないので地元でプレーするJFE西日本の河野竜生投手などはマークするだろう。

他には高校時代から注目している早稲田大の加藤雅樹選手、慶応大の柳町達選手、亜細亜大の山本卓弥選手などは、丸選手の抜けた外野の層を厚くしそう。高校生投手では地元広島に広陵の河野佳投手、広島新庄の桑田孝志郎投手、武田の谷岡颯太投手がいる。しかし、田口投手、山岡投手が他球団でプレーしている所を見るとこだわりはないか。

そして投手の候補では2017年育成ドラフト1位で獲得した岡林飛翔投手の弟で、菰野の岡林勇希投手が150キロの速球を投げ、兄以上という評価をされている。やはり目が離せないだろう。他にも社の藤本竜輝投手など力のある投手や、技巧派の左腕・近江の林優樹投手なども好きなタイプか。

1位、2位指名予想

 1位2位
パターン1森下暢仁海野隆司
パターン2奥川恭伸有馬諒
パターン3森下暢仁河野竜生

広島カープのドラフト会議
2019年のドラフト候補

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コメント

  1. この時期にドラフト予想なんてしても意味ないんじゃない?
    シーズン後半戦ぐらいでチームの穴がよくわかってからで十分
    むしろ高卒なら各47県の投手・捕手・遊撃手・それに長打力が高い選手1名ずつ計4名上げれば大体網羅できる