広島カープのドラフト1位指名、関西学院大の黒原拓未投手が、契約金1億円、年俸1500万円で仮契約を交わした。
先発なら二桁勝利、リリーフなら新人最多ホールド
黒原拓未投手は、最速150キロのキレのあるストレートを投げる左腕投手で、関西学生リーグでは通算13勝を挙げた。特に今春は5勝1敗、防御率0.70でMVP、ベストナイン、最優秀投手の3冠に輝いた。
その黒原投手は「先発なら2桁勝利はしないといけない」と話し、リリーフなら新人最多ホールドの33という数字を「そこがラインになると思う」と目標に設定した。担当した鞘師スカウトは「勢いのある投球スタイルなので、救援の方がイメージはしやすい」と話す。
広島は、2019年のドラフト1位・森下暢仁投手が1年目に10勝を挙げて新人王を獲得、また2020年のドラフト1位・栗林良吏投手が抑えのエースとして37セーブを挙げている。ドラフト1位ルーキー投手が活躍していることに、「プレッシャーと言われたとしても、やるしかない」と覚悟を決めている。
先発、リリーフなどどこで投げるかは、来年のキャンプに入ってから決まる。カープは昨年のドラフトで指名された選手が早くから活躍をしており、黒原投手も1年目から活躍が期待される。

森下、栗林に続くドラフト1位としての覚悟はできている。「プレッシャーと言われたとしても、やるしかない」。交渉を終えた黒原が見据えたのは、広島の新人左腕が誰一人として達成できなかった未知の領域だった。
現在は先発、救援の両にらみで調整中。関学大では主に先発を務めており、「先発なら2桁勝利はしないといけない」と言い切った。球団新人で2桁勝利を挙げたのは過去9人。その全てが右腕とあって、左腕として初の大台到達を思い描く。
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