広島カープは9月29日に、広島のマツダスタジアムの球団事務所でスカウト会議を開き、10月20日のドラフト会議で指名する候補を35人に絞り込んだ。
「飛び抜けた選手がいない」
スカウト会議を終えて、白武スカウト部長は「コロナ禍で調子を落としている選手もおり、飛び抜けた選手がいない。現時点で誰をいくか、どこのポジションをいくか決まっていない。現場と話をして、合う選手がいれば上の方にあげる感じ。浅野に行くと言った巨人みたいに進んでいない」と話し、必ず1位で指名したい選手がおらず、チームの補強ポイントの指名をしていく方針を明らかにした。
ドラフト全体では指名候補を35人に絞り込み、ドラフト上位候補として15人を映像で確認した。
具体的に投手の上位候補候補には
富士大・金村尚真投手
白鴎大・曽谷龍平投手
沖縄大・仲地礼亜投手
専大・菊地吏玖投手
東芝・吉村貢司郎投手
が、野手では
天理大・友杉篤輝選手
中大・森下翔太選手
早大・蛭間拓哉選手の3人と、二刀流として日体大・矢澤宏太選手を挙げた。
あと6人を予想すると、高校生の候補と予測して、高松商・浅野翔吾選手、大阪桐蔭・松尾汐恩選手、京都外大西・西村瑠伊斗選手、大阪桐蔭・海老根優大選手、誉・イヒネイツア選手、京都国際・森下瑠大投手などが挙げられそうだ。
白武部長は「次の会議で1位を決めると思う。技術、センス、将来性を見極めたい」と今後も大学の秋季リーグ戦や、高校生の国体などでチェックを続けていく。次のスカウト会議は10月13日に行う。

投手の上位指名候補は富士大・金村、白鴎大・曽谷、沖縄大・仲地、専大・菊地、東芝・吉村の計5人。野手では天理大・友杉、中大・森下、早大・蛭間の3人と投手兼野手の日体大・矢沢を挙げた。

白武佳久スカウト部長(62)は「現時点で誰を指名するとか、どこのポジションを指名するとかは決めていない。次の会議で1位を決めると思う。浅野に行くと言った巨人みたいに進んでいない」と話した。次回は10月上旬に予定されており、高校生や順位などを含め、最終的な調整に入る。

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