広島は10月13日にスカウト会議を開き、ドラフト1位で青山学院大の常広羽也斗投手を指名することを公表した。
今年のNO.1
スカウト会議を終えて白武スカウト部長は「1位指名は青学大の常広くんに決まったので公表させていただく。先発と抑え、両方いける。総合的に見て今年のナンバー1」と話し、青山学院大の常広羽也斗投手の1位指名を公表した。
公表した理由については、「スカウト、幹部、現場と意見が一致した。一番の評価をしたということで公表させていただきました」と話し、先日、阪神の岡田監督がドラフト1位指名公表を禁止することを提案していたが、白武スカウト部長は「うちは誠意を持って行きますということ」と話し公表した。
広島は5月のスカウト会議で大阪桐蔭・前田悠伍投手、青学大・常広羽也斗投手、中大・西舘勇陽投手、専修大・西舘昂汰投手、名城大・岩井俊介投手、亜大・草加勝投手などの投手陣と、花巻東・佐々木麟太郎内野手などをリストアップし、上位は投手の指名が有力とすると、9月のスカウト会議では常広羽也斗投手、下村海翔投手、西舘勇陽投手、西舘昂汰投手の4人を挙げていた。
常広投手は大分舞鶴高校で1年夏からベンチ入りすると、2年夏には137キロの速球を投げて成長を見せていた。大学に入ると大学3年時に急成長し、3年秋は先発、リリーフで登板して150キロ台の速球を投げ、防御率0.30で東都リーグ1部で2位の成績を残した。
4年春も先発やリリーフで登板し3勝0敗の成績を残すと、大学野球選手権では決勝の明治大戦で9回7安打10奪三振で完封し大学王者になると、大学日本代表としても日米大学野球で3試合に登板、1敗だったものの4戦目、5戦目はリリーフとしてアメリカ代表をねじ伏せた。
155キロのストレートと落差のあるフォークボールで先発でもリリーフでも力を見せられ、急成長して今年の大学生NO.1投手となった常広投手には、北海道日本ハムなど複数球団が1位指名をしてくるとみられ、競合の可能性は極めて高いと見られる。抽選で外した場合には西舘勇陽投手、下村海翔投手、西舘昂汰投手と大学生投手を上から指名してく事になりそうだ。




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