広島からドラフト5位指名を受けた佛教大学の最速153キロ右腕・赤木晴哉投手(22)が5日、京都市内の同大学キャンパスで指名あいさつを受けた。191cmの大型右腕は、目標に「最多勝」を掲げ、同郷のレジェンド・黒田博樹氏と、チームの先輩となる栗林良吏投手の“いいとこ取り”で球界を代表する投手になることを誓った。
ドラ5指名に「期待を感じる」 目標はプロで完全試合
ドラフト会議から約半月、鞘師智也、末永真史両スカウトらから指名あいさつを受けた赤木晴哉投手は、「日ごとに実感が湧いてきた」と表情を引き締めた。
スカウトから「目先でなく将来長くできるような選手になってほしい」と声をかけられ、赤木投手がイメージしたのは、日米通算203勝のレジェンド・黒田博樹球団アドバイザーだった。大学出身で20年間活躍した姿を理想に掲げる。
さらに、投球スタイルで参考にしているのは、チームの先輩となる栗林良吏投手。「投球スタイルが重なる栗林さんの動画を見て参考にしている」と明かし、目指すタイトルには「最多勝。勝ちが多ければ優勝に近づく」と、エースの目標を力強く宣言した。
高校の同級生、日本ハム・達にライバル心
天理高校時代は故障がちで、公式戦登板はわずか2試合。当時エースとして活躍した同級生、日本ハムの達孝太投手からドラフト後に祝福メッセージが届いたことを明かし、「高校の時は負けてばかりだった。プロではしっかり投げ勝てるようになっていきたい」と、ライバル心を燃やした。
鞘師スカウト部長は「通常の5位で取る選手のレベルより高い。」と話し、3、4位くらいで指名されても「おかしくなかった。近未来、先発ローテーションに入ってもらえるように」と、そのポテンシャルを絶賛。チームには天理高校の先輩・森浦選手もおり、「プロの環境だったり、試合への入り方だったり、自分は何も分からないので。一から全部聞きたい」と話した。
高校時代はプロ入りを想像もできなかったという191cm右腕、国友健一監督も「入学時はこんな姿は一切想像できなかった。練習をちゃんとやれる体になって変わってきた。投手陣では長距離、中距離、短距離どれを走らせてもぶっちぎりです」と話し、大学で急成長した右腕をプロの舞台へ送り出す。大輪の花を咲かせる。
赤木 晴哉 プロフィール
- 氏名:赤木 晴哉
- 所属:佛教大学 4年
- 出身:天理高校
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:191cm・86kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト5位(広島)。最速153キロ。











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