前橋育英・高橋光成投手に中日・中田スカウトなどが評価、来年のドラフトの目玉

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 夏の甲子園大会で優勝投手となった高橋光成投手、既にプロのスカウトが高い評価をしている。

 中日の中田スカウト部長は「まず身長があって体格があるのがいい。落ちる球を持っているし、低めへの制球力もある。胸元のインコースへシュートも強気に投げられるのもいい。」と評価し、投手としての総合力の高さを評価している。また別のスカウトも「球速以上に球威がある。150キロ以上出ても打たれてしまう投手はいるが、高橋君は球威がある上に落ちる球もある。」と話している。

 まず高校2年生投手でいくと、157km/hを記録した安楽智大投手と比較される。そしてその安楽投手はセンバツで準優勝と実績もあり、既に田中将大投手と比較される。安楽投手は球速と共に球威、コントロールもあり変化球も鋭い。怪物と言われた投手と同じ評価ができる。

 高橋投手が安楽投手に優れているところはまずフォームだろう。見ていてきれいなオーバーハンドのフォームで腕が遅れて出てくる。バランスが良く同じフォームで投げ続けられる。そしてもう一つは変化球のコントロール、フォーク、スライダーでストライクを取れるし、バッターが手を出しそうな所にキッチリと投げ分けられる。フォームのバランスの良さとつながっている。

 ストレートも思い切り投げれば148km/hをしかも外角低めに投げられる。これで常時140km/h後半を投げられるようになれば、藤浪晋太郎投手と同じような能力と実績をもってドラフト会議を向かえる事になる。

 ただし、2年生から3年生に向かうとき、選手達はいろいろな事を考えてステップアップを目指す。それで大きく成長する選手もいれば、フォームのバランスを崩してしまったりする。またこの夏の投球で疲労も蓄積され、決勝戦ではさすがに腕が下がったりフォームを崩しかけていた。披露でフォームを崩す事も多い。ケガをしたりする事も当然ある。いろいろな選手が苦しんだこの段階を無事に乗り切って、来年はひとまわり成長した高橋投手を見たい。

  6試合中5試合に完投し、計50イニングで自責点2、防御率は0・36。初戦の岩国商(山口)戦では9者連続三振を記録するなど、MAX148キロのストレートに、フォークとスライダーで相手を翻弄した。そんな高橋光をネット裏のスカウト陣はどう見たか。

 中日・中田スカウト部長は「まず身長(188センチ)があって体格があるのがいい。落ちる球を持っているし、低めへの制球力もある。胸元のインコースへシュートも強気に投げられるのもいい。決勝までバテなかったのは相当な馬力があるということ。全体的なバランスがよくまだまだ伸びる余地がある」と高評価。

 別のスカウトも「(ストレートは)球速以上に球威がある。150キロ以上出ても打たれてしまう投手はいるが、高橋君は球威がある上に落ちる球もある。球威が何よりも武器」と絶賛し「高卒ルーキーでは藤浪(阪神)や大谷(日本ハム)と肩を並べるぐらいになれる素材。来年のドラフトの目玉になる可能性がある」との声も。スーパー右腕の今後が楽しみだ。

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