トヨタ自動車が中日2軍とプロアマ交流戦を行い、152km/h右腕の祖父江大輔投手が先発した。
祖父江投手はストレートが大体145km/h前後と球威抜群で最速は146km/hを計測、初回を1三振で三者凡退に打ち取ると、終盤に味方のエラーやヒットでランナーを背負ったものの、6回5安打6奪三振で中日2軍を無失点に抑えた。
祖父江投手は愛知県出身で愛知高校から愛知大学へ進み、トヨタ自動車では4年目。最速152km/hを記録し先発、リリーフで登板、昨年の都市対抗ではJR北海道戦で148km/hのストレートで6回を4安打5奪三振2失点に抑える好投を見せたものの、NTT東日本戦では井納翔一投手(2012年横浜DeNAドラフト3位)が好投を見せる中で、1回3失点でマウンドを降りドラフト候補からは外れてしまう。
今年はチームが都市対抗に出場できず、祖父江投手は王子の補強選手としてベンチ入りしたものの登板はなく初戦で敗退してしまう。その他にもスカウトが注目するなどの情報は出ていなかったが、プロが即戦力投手を探しているこのタイミングでのこの好投に、一気に評価が上がるかもしれない。
またトヨタ自動車は7回に150km/h右腕で1年目の藤田純基投手、8回にも150km/h右腕で3年目の上杉芳貴投手が登板し、上杉投手が1失点するも150km/h投手リレーで中日2軍を圧倒した。トヨタ自動車には昨年まで慶応大で活躍していた竹内大助投手や智弁学園から入った青山大紀選手などがおり、充実した戦力を持つ。
一方、中日は昨年のドラフト2位の濱田達郎投手が先発したものの初回に2アウトから2四球に2死球で押し出し、さらに2点タイムリーを浴びて3失点と情けない登板となってしまった。まだまだ課題は多そうだが一つ一つクリアしていって欲しい。
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