中日、東邦・石川昂弥選手を一本釣り狙い

石川昂弥

中日は、地元・東邦高校の石川昂弥選手を1位指名する可能性が出てきた。10月4日のスカウト会議で1位候補を奥川恭伸を筆頭に、森下暢仁佐々木朗希河野竜生の4投手を挙げていたが、ここへきて地元のスラッガーの一本釣りを狙う案が急浮上した。

奥川投手の指名集中を考慮

中日は当初、1位指名で奥川恭伸投手、2位で石川昂弥選手のW取りを目指していた。しかし、石川選手がU18ワールドカップで木製バットでホームランを放ち、打率.313、9打点を挙げるなどスバ抜けた打撃を見せ、他球団も外れ1位候補に挙げるなど評価が一気に上がった。

中日は米村チーフなどが奥川投手を「最大に評価している。勝てる投手」と評価してきたが、東京ヤクルトが1位指名を公表し、巨人、阪神も1位指名有力となっている中で、奥川を抽選で外し、外れ1位で石川も外すという最悪のシナリオを回避するために、石川選手を1位指名する案が出てきていると、中日スポーツが報じている。

中日は高橋周平選手がサードで今年ようやくブレークしたものの、西武・中村、広島・鈴木、巨人・岡本といった右の4番の大砲候補として、石川選手の獲得を目指す。ただし他球団も動き始めている。ここへきて東北楽天が石川選手を1位指名候補に浮上させた。また横浜DeNAも野手指名の動きがある。

ドラフト前日の今日、または当日にも他球団の動きがあるかもしれず、石川選手の1位指名も競合する可能性が出てきた。直前まで情報収集を行い、奥川・石川、いずれかの1位指名を決める。

石川選手は地元イベントに出席

その石川選手は地元・名古屋の経済界のイベントに出席し、センバツ優勝の功績を称えられ表彰を受けた。石川選手は昨年の根尾選手と同じく、小学校6年時に中日ドラゴンズジュニアに選ばれてプレーをしているが「自分ではどうもできないけど、ドラゴンズに入れたら、多くの方々に見ていただけるし、いいかなと思っています」と話し、中日を希望する思いを明かした。

「プロの球に木のバットで打ち負けない強い体が必要になると現在はウエートトレーニングに着手しているが、現在は「野球よりも勉強です」とドラフト会議前日の明日まで行われている高校のテストに集中している。

地元中日の他、東北楽天、さらに横浜DeNAなどもの1位指名競合となるかもしれないが、石川選手の思いは届くのか注目される。

2019年ドラフト指名予想

中日は4日のスカウト会議後、米村チーフスカウトが「奥川、佐々木、森下、河野の4人が1位候補。意見が分かれている」と説明。投手の1位指名が基本線と見られていたが、右の大砲候補として石川の名前を捨てたわけでなかった。今春センバツ大会。エース、主砲、主将として東邦高を優勝へと導いた。高校通算55本塁打。その数字が示すように、長距離砲として中日も早くから注目してきた。8月末から韓国で開催されたU―18W杯では日本の4番を任され、木製バットで打率3割3分3厘、1本塁打、9打点の好成績。その評価を一気に高めた。

 その石川は各球団も注目し、今や外れ1位候補として浮上。米村チーフスカウトが「最大に評価している。勝てるピッチャー」と一貫して評価してきた奥川は巨人、阪神なども熱視線を送るなど競合は避けられない。最悪のシナリオは、奥川をクジ引きで外し、外れ1位で競合の可能性もある石川もクジ引きで外すケース。ならば、石川を一本釣りで…という青写真が出来上がるのも自然の流れだ。


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