中日は、ドラフト1位で指名した中京大中京の高橋宏斗投手に、与田監督などが指名あいさつを行った。
うわさに聞いた肩幅
高橋宏斗投手は与田監督と対面し、しばしば話題となる監督の肩幅について、「監督の肩幅というのはすごいものを感じました。間近で見ると迫力を感じました。これがプロ野球の世界で一流と言われる選手の体つきなんだと感じました」と驚いた。
一方、与田監督も高橋投手について、「非常に圧倒されるというか、良い雰囲気を持っていました」と話した。与田監督は現役時代に157キロを記録し、球団の最速記録となっているが、「もっと体のバランスがよくなれば、すぐに僕の記録なんか抜きますよ」と話した。
与田監督はドラフト前に、即戦力の投手の獲得を熱望したものの、スカウト陣は高橋投手を即戦力と評し、与田監督も納得して1位指名を決めた。「現時点でもトップクラスのものを持っている。これが高校3年生なのかと思うくらいの能力、力はあると思う」と話す。
しかし、「体づくりをして、もっと体のバランスが良くなれば、すぐ僕の記録なんて抜くよ」と、来年から起用するのではなく、将来に向けて育てていく方針を示唆した。中日は2位で即戦力右腕の森博人投手を獲得したことも、影響があるかもしれない。
高橋投手は昨年秋の明治神宮大会で好投してから、今年夏までに急激に成長した。2年後くらいにどのような投手になっているのか想像ができない。

うわさには聞いていたそうだが、「間近で見ると迫力を感じました。これがプロ野球の世界で一流と言われる選手の体つきなんだと感じました」と目を丸くした。
「監督の肩幅というのはすごいものを感じました。これがプロの世界で一流といわれる選手の体つきなのだ…と」
「(157キロは)すぐ破りますよ。体づくりをして、もっと体のバランスが良くなれば、すぐ僕の記録なんて抜くよ」。与田監督が“すぐ”を2度続けるのは資質の高さの証しでもあり、球団記録のR・マルティネスが持つ161キロの更新すら期待は大。高橋も「まだ下半身も弱いと思います。柔軟性ももっと良くなると思います。球速に満足していないし、もっともっと出ると思います」と力を込めた。
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