東北楽天は、富士大の金村尚真投手をドラフト上位指名候補にリストアップしていることが分かった。
「大事なスポット」
東北楽天の石井GM兼監督は、金村尚真投手について「上位で消える素材の投手だと思います」と話し、「ご縁があるかどうかわからないけど、内としてはやっぱり大事なスポットだなとは思います」と、補強ポインにも合致していることを認めた。
東北楽天は田中投手、岸投手、涌井投手、則本投手などベテランが先発のローテーションを務めており、若い先発投手が補強ポイントとなっている。また、東北の球団として、「東北は広くカバーしないといけない球団。優先的にというよりは、ちゃんと一定レベルより上の東北の選手は、しっかりと見れないようにはしてほしいという話しはしている」と、地元東北の有力選手としても獲得したい選手の一人としている。
金村投手は最速150キロの速球を投げるが、小さなテイクバックからのストレートと変化球の組み合わせが良い選手で、リーグ通算25勝、今季も5試合で防御率0.44、51奪三振と絶対的な投手として活躍している。
その金村投手には埼玉西武も注目度が非常に高く、ドラフト会議で獲得するには2位指名以上が必要で、補強ポイントによっては単独1位指名の可能性もあると予想する。
他にも東北では盛岡中央の齋藤響介投手、坂田南の田村朋輝投手、東北の伊藤千浩選手、東日本国際大昌平の草野陽斗投手、聖光学院の山浅龍之介選手、大学でも八戸学院大の松山晋也投手、青森大の名原典彦選手、東北福祉大の杉澤龍選手など、高く評価されている選手がおり、地元球団として何人が指名されるかも注目したい。
「東北(の選手)を広くカバーしないといけない球団なので。東北地方で一定のレベルより上の選手は漏らさないようにしてほしいと(スカウトには)話しています」と強調した。今年は即戦力投手が最大の補強ポイントで、富士大(岩手県)の150キロ右腕・金村が上位指名候補に挙がっている。映像をチェックした石井監督も「上位で消える素材。ご縁を持てるかどうか分からないですけど、うちとしては大事なスポットだと思う」と高く評価した。
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