北海道日本ハム、大谷翔平投手の両親にメジャー挑戦のリスクを説明

北海道日本ハムドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

 北海道日本ハムはドラフト会議で1位指名した大谷翔平投手の両親と2度目となる交渉を花巻市内のホテルで行った。今回はプロジェクターを使って「大谷翔平君 夢への道しるべ ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」といった内容の論文形式の30ページの資料を説明した。

 内容は1章で大谷翔平投手の夢のゴールをMLBのトッププレイヤーと設定してそこまでのパターンをあげた上で、2章では日本人選手や韓国人選手のメジャーでの成功例、失敗例を挙げた。その中には韓国から高校生でメジャーに挑戦したパターンの例と韓国人、日本人でメジャーリーグで活躍している選手のキャリアなどを分けて紹介、高校生から挑戦して成功例が少ないことを説明した。

 また3章では野球以外の日本のスポーツにおける海外進出をあげ、4章ではサッカーとの比較で、若年期に海外進出が向いている競技、向いていない競技とその理由などを説明した。

 交渉後に大谷投手の両親は大谷投手の最近の様子について、「ひょうひょうとして、変化は無い」と話し、メジャー挑戦の決意は変わっていないとしながらも、この日の説明を受けて「大変興味深かった。持ち帰って本人に伝えたい。びっくりすると思う」と話した。また、「早くスッキリして年を越したいけど、人生の分岐点。時間をかけていきたい」と話し、本人にゆっくり考えてて決断するように促した。

 山田GMは「手ごたえはわからない。でも前向きに考えてもらいたい」と話した。おそらく次回は21日以降で栗山監督の直接出馬となりそうだ。その時までに大谷投手の心境に少しでも変化があれば、栗山監督の熱意で北海道日本ハム入りとなるかもしれない。

 

 大リーグ挑戦を表明している花巻東・大谷翔平投手(18)をドラフト1位指名した日本ハムの山田正雄GMらが10日、岩手県花巻市内のホテルで両親と入団交渉を行った。 山田GMが持参したのは、球団挙げて1週間かけて作成した資料。「大谷翔平君 夢への道しるべ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」と題した冊子はA4判25ページ、さらに別紙5枚にも及んだ。

 中略 
韓国球界でここ数年はドラフト1位級の高校生が直接メジャー挑戦しても成功例がないことを強調。06年オフ、高校生でトップクラスだった柳賢振、南尹熙の両左腕のうち、南尹熙はレンジャーズとマイナー契約して渡米したが故障もあって結果を残せず、今春日本ハムキャンプでテストを受けたが不合格。一方、国内プロへと進み今オフに入札制度でメジャー挑戦を目指す柳賢振はこの日、所属球団のハンファが約2574万ドル(約20億3300万円)の最高入札額を受諾。どちらが成功したかは一目瞭然だ。  全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。

 メジャー挑戦を翻意させるため、山田正雄GMと大渕隆スカウトディレクター(SD)が用意したのは、A4で25ページ、別紙5枚に及ぶ資料。「大谷翔平君 夢への道しるべ ~若年期海外進出の考察~」と題し、約1時間半、プロジェクターも使って訴えた。野球、サッカー、卓球、スキーにフェンシング…各競技で若くして海を渡ったケースを提示。野球に関してはネガティブで「統計的に大変と出ている」と山田GMは近年、韓国のトップレベルの高校生がメジャー挑戦し伸び悩む現状を指摘した。

 一方で、野球は女子バレーボールと似て競技環境やレベルが国際的優位にあると強調。大渕SDは「日本の特長を身につけてから、世界で」と日本ハム入団のメリットを力説した。

 説明を受けた父の徹さん(50)は「すごくいい資料で、持ち帰って本人に伝えたい。びっくりすると思う」とうなずいた。この日の交渉に大谷は同席しなかったが、「ひょうひょうとして(メジャー志望に)変化はない」という。 全文はスポーツ報知のサイトをご覧ください。

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