北海道日本ハムは、ドラフト4位で指名した智弁和歌山・細川凌平選手と、契約金3500万円、年俸520万円で仮契約を交わした。高校1年時からスピード感が違っていた選手。
スピード感
細川凌平選手は智弁和歌山で入学して1年生の春からいきなり活躍を見せる。外野手として出場し、攻守に見せたスピード感で、「スーパー1年生」と呼ばれる中に細川選手も入っていた。
先輩にも恵まれ、2年生の夏まで3大会を順調に甲子園に出場してきた。そして先輩の抜けた今年、センバツ出場を決めていたが新型コロナにより奪われ、夏の甲子園もなくなった。今年は特に、外野手から遊撃手へと転向し、大きくアピールをしたい年だっただけに残念だった。
遊撃手としてはあまり見ることができなかったが、スピード感が他の選手と見ても違っているように見える。プロでもショートとしてスピード感のあるプレーを見せ、またリードオフマンとしてもドラフト2位の五十幡亮汰選手と争うくらいの足を見せたい。
今年は高校生内野手が注目された年で、中山礼都選手、土田龍空選手、山村崇嘉選手、内山壮真選手(捕手としても)がドラフト3位で指名され、ややおくれて細川選手が指名されている。特にスーパー1年生と呼ばれた内山選手、土田選手はライバルだ。ショートでリーグを代表する選手になってほしい。
また、小さい頃から阪神ファンで、何度も甲子園に通いレジェンドたちの引き際を見てきたという細川。「藤川さんとか金本さん、いま阪神の監督をされている矢野さんみたいに、引退するときに泣いてもらえるようなファンに愛される選手になりたい」。これまで高校野球界で輝きを放ってきた細川が、次はプロ野球界を代表する選手になるために-。これからも高い志を持って、成長を続けていく。
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