北海道日本ハムは10月19日に都内のホテルでスカウト会議を開き、稲葉GMも参加して行われた。ドラフト1位指名は今年のナンバーワンの投手を指名する見込み。
指名候補は約70人
会議では8月時点で約90人いた指名候補のリストを、佐々木麟太郎選手のようにプロ志望届を提出しなかったり、故障などの情報をアップデートし、高校生が約30人、大学生約30人、社会人約10人の合計約70人に絞り込んだ。大渕スカウト部長は、「選手の評価には触れていません。戦略を練る上で必要な、ケガや、他球団の動向、指名するに当たっての情報を整理しました」と説明した。
また大渕スカウト部長は「例年に比べて、感覚的には投手の割合が多い」と話し、「大学生の投手が豊富。高校生は少ない」と傾向について話した。ドラフト1位指名選手は公表はしなかったものの、球団幹部は「基本は能力が一番。今年のナンバーワンの投手になるんじゃない?」と話し、その年のNO.1を1位指名するが、今年は投手がNO.1評価となっていることを示唆し、ドラフト1位指名は大学生の投手が有力と見られる。
ナンバーワン投手は右なら青山学院大の常広羽也斗投手、左なら東洋大の細野晴希投手と思うが、今年のスカウティングの傾向から左投手の可能性が高いと見られ、細野投手の1位指名が有力と見られる。抽選で外した場合には大阪桐蔭の前田悠伍投手も指名候補となりそうだ。
また地元、北海道出身の選手は5人がリストに入っており、星槎道都大の滝田一希投手や北海高校出身の仙台大・辻本倫太郎選手は入っていると見られ、他にも左腕の北海学園大・帯川瑠生投手、東農大北海道の石澤大和投手などもいるかも知れない。
日本ハムはエースの上沢投手がポスティングでのメジャー移籍の可能性があり、左のエース・加藤投手も国内のFA移籍の可能性がある。新庄監督は「投手がほしい。制球が良くて、先発で試合をつくってくれる投手がいい」と即戦力投手の獲得を希望しているが、大渕スカウト部長は「ドラフトは中長期の指名をするものだと僕は理解しています」と話すものの、ドラフト候補の状況からも今年は即戦力の投手ということになりそうだ。






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