春季高校野球神奈川大会は5日、サーティーフォー保土ケ谷球場などで2回戦が行われ、桐光学園が横浜瀬谷を11-2の7回コールドで下した。この試合では、今秋のドラフト候補として注目される身長191センチの大型右腕、林晃成投手(3年)が登板し、スカウト陣を唸らせた。
191cmから投げ下ろす145キロ、巨人スカウトもスケール感を評価
マウンドに立つだけで圧倒的な存在感を放つ林晃成投手。この日はNPB4球団のスカウトが視察するなか、6回1死一、二塁の場面で登場した。後続を大きく曲がるスライダーで空振り三振に仕留めると、続く7回も威力のある直球を軸に打者を圧倒。2イニングを安打一本許さない完璧な投球で試合を締めくくった。林投手は「いい感触で投げられてよかった(デイリースポーツ)。」と話した。
そのポテンシャルの高さにプロも注目している。この日は4球団のスカウトが視察をしたが、林投手の持つ希少な資質に太鼓判を押した。
巨人・斉藤スカウト:「あの身長の高さから投げる、スケール感というか将来性がある」
高い位置から放たれるボールは、打者にとって非常に角度を感じさせる。まだ荒削りな面はあるものの、その素材の良さは、今秋のドラフトに向けて注目される事になるだろう。
ベンチプレス95キロへ進化、冬の筋トレがもたらした「9キロの球速アップ」
林投手の今春の飛躍を支えているのは、この冬に徹底して取り組んだ筋力トレーニングだ。1年冬に142キロを計測して以来、球速の伸び悩みに直面していた右腕は、自らの肉体を改造することを決意。ベンチプレス、デッドリフト、スクワットといった基本的なメニューを愚直に積み重ねた。当初70キロだったベンチプレスは95キロを持ち上げられるまでになり、体重も6キロ増の87キロに到達。強靭な下半身と体幹を手に入れた。
努力は嘘をつかなかった。今春の練習試合では自己最速を大幅に更新する151キロをマーク。この日も、保土ケ谷の肌寒い気候のなかで145キロを計測し、冬の成果に「出力が上がった(デイリースポーツ)」と確かな手応えを口にした。短期間での球速アップで、林投手の身体能力の高さと共に、目標に向かって突き進む精神力の強さを物語っている。
宿敵・織田翔希(横浜)を意識、「一番のライバルは自分。絶対にプロになる」
激戦区・神奈川において、林投手には常に意識する存在がいる。日米のスカウトから絶賛される横浜高校のドラフト1位候補・織田翔希投手だ。織田投手がセンバツのマウンドで150キロを計測し脚光を浴びるなか、林投手もまた、その背中を追い続けてきた。「織田くんは日米スカウトが注目して、自分と身長と似ていて意識する。」と話す。
しかし、「でも一番のライバルは自分。絶対にプロになる(デイリースポーツ)。」と、まずは自分の投球と成長をすると話し、150キロを常時出せる安定感や、勝てるピッチングにつなげていく事を目指す。織田投手を超えるスケールの大きさを林投手が見せ、神奈川のドラフト戦線も非常に熱いものとなりそうだ。
【林 晃成】 プロフィール
- 氏名: 林晃成(はやし・こうせい)
- 所属: 桐光学園高校(3年)
- 出身: 千葉県(千葉市立若葉中-若葉カンパニア出身)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 191cm、87kg
- 主な特徴や実績: 身長191センチの超大型右腕。冬場の筋力トレーニングにより自己最速を151キロまで更新。角度のある直球と大きく曲がるスライダーが武器。2026年春季神奈川大会2回戦で2回零封の好投。高卒でのプロ入りを目指す、2026年ドラフト候補。









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