福岡ソフトバンクが新人選手の入団発表、選手の評価と戦力アップ分析

福岡ソフトバンクドラフトニュース2017年ドラフトニュース

福岡ソフトバンクが2017年のドラフト会議で指名し11選手の入団発表を行った。選手の紹介とチーム戦力のアップ度を予想してみる。

福岡ソフトバンク2017年入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 吉住晴斗 鶴岡東 185cm83kg 右右 8000 1500 26
2 高橋礼 専修大 188cm84kg 右右 7000 700 28
3 増田珠 横浜高 180cm82kg 右右 5000 600 33
4 椎野新 国士舘大 195cm87kg 右右 4500 600 34
5 田浦文丸 秀岳館 170cm75kg 左左 3500 700 56
育1 尾形崇斗 学法石川 181cm88kg 右左 300 360 120
育2 周東佑京 東農大北海道 180cm74kg 右左 300 400 121
育3 砂川リチャード 沖縄尚学 188cm106kg 右右 300 360 127
育4 大竹 耕太郎 早稲田大 184cm78kg 左左 300 400 133
育5 日暮矢麻人 立花学園 180cm85kg 左左 300 360 139
育6 渡邉 雄大 BC新潟 186cm85kg 左左 300 400 140

新人選手の特徴

ドラフト1位 吉住晴斗投手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆

制球もまだまだだし、ソフトバンクで1年目からというのは基本難しい。持っている素質は高く、体もあるし工藤監督がバネの良さを評価したという事から、高い素質は間違いない。高橋純平、田中正義投手などドラフト1位組も1軍でなかなか投げられるない中で、それらの投手と争って行かなければならい厳しさはある。

ドラフト2位 高橋礼投手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

アンダースロー投手で、似たようなフォームで投げる若手選手が多くなり、特徴ある投手を指名した。特にリリーフで力を発揮する投手だが、大学で上の学年になるに従い、結果を出せなくなってきた事から、まずはしっかりと体を作ることからスタートとなりそうだ。

ドラフト3位 増田珠選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆

ずっと外野でプレーし強肩を見せていたが、内野手転向となる。持ち前の元気の良さでポスト松田の期待は非常に高い。また打撃でも甲子園やU18では苦しんだが、神奈川大会でも思い切りの良い打撃と4本塁打は素質も高い。

ドラフト4位 椎野新投手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

195cmの投手で特徴を持つ投手として指名。球速は140キロ前後でもやはり角度のある球で、コントロールも良い。ソフトバンクなので球速が伸びてくる可能性もあるが、長身軟投派という成長の仕方もありそうだ。

ドラフト5位 田浦文丸投手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

チェンジアップのキレは素晴らしく、もし投げるなら1年目からリリーフとして投げられるかもしれないと思わせるほど。身長は大きくない事から育成して育てるというよりは、どんどん実戦で投げさせてほしいタイプだがどのように育成プランを立てるか。

育成ドラフト1位 尾形崇斗投手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

150キロを記録する投手、体もしっかりしており、ソフトバンクでは155キロくらいまでは伸びそうだ。リリーフで勢いで押していくタイプになるか。

育成ドラフト2位 周東佑京選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

180cmの身体がありながら50m5.7秒の足がある身体能力抜群の選手。能力に技術を磨いて足でスタンドを沸かせたい。

育成ドラフト3位 砂川リチャード選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆

大きな体があり、軽くスイングしてもレフトスタンドの後方に放り込む力がある。ポジション的に外国人選手などと争わなければならないが、期待をしたい。

育成ドラフト4位 大竹耕太郎選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

高校時代からクレバーな投球が評価され、182cmの左腕としても注目された。大学でも1年秋、2年春に4勝を挙げたがその後は伸び悩み育成ドラフトでの指名に。球速が伸び悩んでいるのでまずはそこを伸ばしたい。

育成ドラフト5位 日暮矢麻人選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆

高校通算11本、投手としても141キロを記録し遠投100mの肩を生かして外野手としてプレーする。強肩と長打力を磨きたい。

育成ドラフト6位 渡邉雄大投手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆

大きな体の左腕投手でサイドハンドから投げる。球速は140キロ前半で変化球を中心に投げる。腕がなかなか出てこないためタイミングは取りにくい。インコースの球は力がある。

 

チーム全体の戦力アップ 1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

チーム事情から1年目で即という需要はないかもしれないが、先発やリリーフ投手のバリエーションを増やす意味で、高橋投手や椎野投手、田丸投手などは1年目から登板機会があるかもしれない。

将来的には増田選手はチームに中心になっていく選手と思う。また吉住投手は体がありパワー系の投手として、田中正義投手、高橋純平投手などと競っていきたい。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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