ソフトバンクが西濃運輸の吉田聖弥投手をドラフト上位指名候補にリストアップ

福岡ソフトバンクが、西濃運輸の注目左腕・吉田聖弥投手をドラフト上位指名候補にリストアップしていることが分かった。

社会人屈指の左腕投手

吉田聖弥投手は伊万里農林から西濃運輸に進み、大学4年生と同じ世代の社会人４年目となる。高いレベルの野球に圧倒された時期もあったが、しなやかでバランスの良いフォームから今年になって149キロのストレートと鋭いチェンジアップを投げ、夏前の都市対抗予選では27回を投げて自責点0の素晴らしい投球を見せた。

その後、都市対抗本戦でもチームをベスト4まで押し上げる活躍を見せ、侍ジャパンU23代表候補合宿でもその力を見せていた。プロのスカウトも注目をしており評価が急上昇した。

九州出身ということもあり、福岡ソフトバンクも杉内2世として吉田投手に注目する。球団幹部は「高い評価はしている。上位にはいる」と話し、上位指名候補に入っていることを示唆した。

福岡ソフトバンクは今年、パ・リーグを圧倒的な成績で優勝したが、有原投手、モイネロ投手、スチュワート投手といった投手が中心となり、左腕では大関投手が8勝を挙げているが、さらに投手力を高めるために即戦力の左腕投手の獲得を目指す。

ドラフト会議では吉田投手は2位か3位で消えると見られる。ソフトバンクは2位は11番目の指名でその後に巨人が控えるが、もしこの順位で吉田投手が残っていたら、巨人との駆け引きで2位で指名するか3位で指名するかということになる。