埼玉西武、渡辺SDが編成部長に就任、鈴木氏は球団本部長に専任

埼玉西武ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

埼玉西武は渡辺久信シニアディレクターが球団本部長を兼任することを発表した。実質的なGMとしての役割を果たす。

3年連続Bクラスを打開

球団は3年連続Bクラスとなっている現状を重く受け止め、鈴木葉留彦球団本部長が兼務していた編成部門のトップである編成部長に、シニアディレクターとして活動していた渡辺久信氏を就任させることを発表した。

鈴木氏は「3年連続Bクラスは思いと受け止め、総合的に判断しました」と話し、特に7年間で9人がFA移籍している状況に「辞めていく人もいるし、責任がある」と理由を説明した。そして「編成部長は大きなポジション。いずれは渡辺SDがGMというポストに就く可能性は十分にある」と話した。渡辺氏も「最終的な決定権は本部長にあるが、私が中心となってやっていく」と話した。

渡辺氏はこれまでもシニアディレクターとして、アマ選手のスカウティングや編成での役割を担っていたものの決定権は編成部長、球団本部長にあり、その活動の範囲も限定的だったとみられる。今後は編成部長となり、FAやトレードも含めた全体の編成を行っていく。シニアディレクターというややあいまいで分かりにくい肩書は無くなっていくと思われる。

埼玉西武は2013年の森友哉選手の1位指名から、2014年は高橋光成投手、2015年は多和田真三郎投手を獲得し、今年は今井達也投手を指名している。2015年も2位で川越誠司選手を指名するなど、高い素質を持った選手を獲得し育てていく方針がうかがえる。そろそろ結果が欲しい所であり来年の戦いぶりが注目される。来年もBクラスとなれば、ドラフト指名の傾向も変わってくるかもしれない。

かつて黄金時代をともに築いた辻新監督をフロントから支えることになった渡辺SDは「最終的な決定権は本部長にあるが、私が中心となってやっていく」と意気込みを口にした。

鈴木球団本部長は「肩書がGMになるのかはわからないが、ゆくゆくはそういった形になる」と近い将来の渡辺GM誕生を認めた。

会見した関球団専務は「3年連続Bクラスは重いと受け止め、総合的に判断しました」と説明。鈴木球団本部長は「辞めていく人(7年で9人がFA移籍)もいるし、責任がある」と話した。

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