西武・菊池雄星投手がポスティングでメジャーへ、ドラフトへの影響は

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花巻東の後輩・大谷翔平投手よりも先に、メジャー挑戦を口にしていた菊池雄星投手が、大谷投手より1年遅れメジャーに挑戦する。

エース左腕

菊池雄星投手は花巻東高校3年だった2009年にセンバツで準優勝をすると、その年のNO.1投手として注目された。プロ12球団が注目する中でメジャーへの挑戦の意思も示し、秋にはNPB12球団に加え、メジャー8球団とも面談をし、メジャーも、現役のメジャーリーガーを面談に同席させるなど熱を帯びた勧誘をした。しかし、日本で成長してからメジャーに挑戦することを表明し、2009年のドラフト会議では西武、東北楽天、日本ハム、阪神、ヤクルト、中日の6球団が1位指名し、埼玉西武が抽選を引き当てた。

プロ入り後、2年間は4勝どまり、3年目に9勝を挙げて頭角を現したものの4年目は5勝11敗とやや伸び悩みも見せた。しかし2015年から9勝、12勝、16勝と勝ち星を伸ばし、今年も9勝2敗の成績を残している。西武ライオンズのエースとなるとともに、日本球界を代表する左腕投手となった。そして西武の鈴木球団本部長は「意向をずっと持っていると認識している」と話し、「全ての人が頑張ってこいよと送り出すのであれば」とファンも納得するのであれば、今オフのポスティングでのメジャーリーグ移籍の容認も示唆した。

2012年に同じ花巻東の大谷翔平投手が同じくメジャー挑戦を表明したが、NPBでプレーする事になり、数年間を同じリーグで投げ合った。そして今年、大谷選手が一足早くメジャーに移籍し活躍が話題となっている。それでも菊池投手は「自分にはまだやり残したことがある。ファンの皆さんと一緒に喜べるように、そこに集中してやるだけ」と話し、優勝をすることがメジャー移籍への条件と考えている。

西武のドラフト

エースの左腕の流出はチームにとって非常に大きい。昨年のドラフト会議でも菊池投手の流出を見越してドラフト1位では田嶋大樹投手を指名し、抽選で外すと同じく左腕の斉藤大将投手を指名した。

今年、優勝をしたら、菊池投手のメジャー移籍は確実となるだろう。何としても左腕投手を獲得したい所だが、今年のドラフト候補で、際立って注目される左腕投手は少ない。ただし、課題と言われている投手力アップのため、右投手も含めて投手の指名は多くなりそうだが、ドラフト1位については2014年の高橋光成投手、2015年の多和田真三郎投手、2016年の今井達也投手と右腕の指名が続いている。

ドラフト1位は高校生野手が有力で、抽選を外した場合、また2位、3位で即戦力投手の指名を固めていくのではないかとみられる。

埼玉西武ライオンズ、過去のドラフト指名一覧

2018年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト
2018年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト
2018年度-社会人投手-左投のドラフト候補リスト

球界関係者の話を総合すると、西武はここ数年にわたる菊池の貢献を高く評価しており、ポスティングシステムを利用した今オフのメジャー挑戦を認める方針だ。幼い頃から憧れ続け、花巻東時代にはNPBを経ないでの挑戦を真剣に考えた。夢の舞台でのプレーが、グッと現実味を帯びてきた。
自身初の2桁勝利を挙げた16年オフ、球団に思いを伝えた。球団も夢への理解を示してきた。鈴木球団本部長は昨オフ「意向をずっと持っていると認識している」とした上で「全ての人が『頑張ってこいよ』と送り出すのであれば」と説明。今季の成績に加え、ファンなど周囲の後押しがあるかどうかをポイントに挙げていた。

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