西武ドラフト1位の蛭間拓哉選手が仮契約、背番号は9に内定

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埼玉西武は、ドラフト1位で指名した早稲田大の蛭間拓哉投手と、契約金1億円、出来高5000万円、年俸1600万円の最高条件で仮契約を交わした。背番号は9に内定した。

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ロッテ・藤原選手をライバルに

蛭間拓哉選手は、球団より9と55の2つの背番号を提示され、9を選んだ。

大学では2年春に3本塁打を放つと、そこから毎シーズンホームランを放ち、通算は13本塁打を記録している。特に2年秋の早慶戦では勝てば優勝の慶応大が8回まで2−1とリードしていたが、9回表に蛭間選手の逆転2ランが飛び出し、慶応大の息の根を止めたホームランは印象的で、その後も4年春の早慶戦では2戦2発、秋も1本を放つなど、観客の大勢入った早慶戦での活躍が目立った。

また、50mは5秒93を記録する俊足で、肩の良さも大舞台で発揮するなど3拍子揃ったところをみせ、ドラフト1位候補として注目されてきた。そして小学校6年時に西武ライオンズジュニアとしてプレーしていた埼玉西武に、ドラフト1位で指名された。

この日、同席した潮崎哲也球団本部編成グループディレクターは「三拍子揃った中で、特にバッティングに期待している。広角に、大きいのも打てる」と話し、補強ポイントとしていた外野手に頼もしい選手が加わったことを喜んだ。

浦和学院出身で、地元の選手としても期待が高い。そして高校、大学と侍ジャパン代表に選ばれており、常に世代のトップとしてプレーしてきた。その中でプロ野球でのライバルについて、千葉ロッテの藤原恭大選手の名前を挙げた。「同じ左投げ左打ちで外野手。高校では負けていたけどスタートラインに立って過去は関係ないので、藤原よりは絶対結果を出したい」と話し、左投げ左打ちの外野手で、U18代表で一緒にプレーをしている。

来年は開幕1軍の可能性も高いと考えられる。課題はアベレージで、チャンスに強い打撃や広角に長打を打てて足もあるので、打率を最低でも.250はクリアしたい。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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