埼玉西武にドラフト2位で指名された大阪商業大の上田大河投手が、契約金7000万円、年俸1250万円で仮契約を交わした。背番号は11に決まった。
「背中の番号が実力に伴って」
上田大河選手は背番号11となった。岸投手や今井達也投手といったエースがつけていた背番号を受け継ぐことになる。潮崎編成グループディレクターは「背中の番号が実力に伴ってかっこよくなるんじゃないですか。体と相談して、最高のパフォーマンスを」と話し、自分の力で背番号11を輝かしてほしいと期待を込めた。
上田投手は「素晴らしい番号。それに見合った活躍をしないといけない。期待以上に応えたい」と話し、まずは当面の目標に「開幕一軍。きょうから始まっている」と話した。
上田投手は大商大高校時代に140キロ後半の速球を投げ、高校3年春の大阪大会で優勝するなど活躍し、ドラフト会議での指名が有力視されたもののプロ志望をせずに大商大に進学した。大商大では1年秋からリーグ戦で登板すると、150キロの強いストレートに鋭いスライダー、スプリットなどを投げ、3年時には侍ジャパン大学代表入りをした。
大学4年になりストレートの強さがやや弱くなった感じもあるが、その分、制球力や変化球の精度が高くなり、大学4年時も2年連続で侍ジャパン大学代表入りをした。全国大会の常連として大舞台での経験も豊富で、常広投手などが3年秋から頭角を現す中で、早くからこの世代をリードする存在だった。
西武の背番号11がファームで投げるわけには行かないが、まずはストレートの強さを戻すために、体の手入れをする必要があるのかもしれない。これで1軍で10勝できる、という状態まで持ってきてから登板し、総合的に磨かれた上田投手の投球を見せてほしい。



コメント