埼玉西武が入団テストを実施し、帝京高の富浜琉心選手や、BCリーグ茨城アストロプラネッツの根岸涼投手など約40人が受験した。
奥村選手が支配下に
埼玉西武は3年連続で入団テストを実施し、2022年には日隈モンテル選手(育成ドラフト2位)、2023年には金子功児選手と奥村光一選手(育成ドラフト6位)を獲得した。奥村選手は2022年にも受験をしており、念願かなってのプロ入りとなったが、今年、支配下登録されている。
秋元スカウト・育成統括ディレクターは、奥村選手について「パワーもスピードも数値がすごかったけれど、まさか1年目の前半戦ですぐに支配下に、というイメージは正直なかったです」と話した。そして今年も2年連続で受験している選手がおり、「シェイプアップしてきている」とチェックをしていた。
今年のテストでは帝京高の富浜琉心選手が受験した。この夏は東東京大会決勝の関東第一戦でホームランを放つなど、準決勝から2試合連続でホームランを放った。この春に成長を見せた選手で、まだ大きく注目されていないが180cm84kgの伸び盛りのスラッガーだ。「個人としては緊迫した場面で1本出したのは自信になりました」と、決勝でのホームランについて話し、プロ入りのために受験をした。
また、BC茨城の153キロ右腕・根岸涼投手も受験をした。桜美林大で150キロ台のストレートに注目されると、2021年からJFE西日本で2年間プレーし、2023年に茨城アストロプラネッツに入団した。昨年から今年にかけては、ウインターリーグやメキシカンリーグにも参加して海外経験を積んでいる。
秋元氏は「成績1位の選手を必ず指名する、ということではありません。支配下ドラフトの候補とも比較しながら、補強ポイントやドラフト会議での流れの中で指名するかどうか決めることになると思います」と話す。この日、評価された選手が、10月24日にしっかりと指名されることを祈りたい。
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