健大高崎・石垣元気投手が５回３安打２失点、佐藤龍月投手は打者から復帰へ

秋季高校野球群馬大会では、健大高崎と桐生第一が対戦し、健大高崎は１５４キロ右腕でエースの石垣元気投手が先発した。

８奪三振

石垣元気投手は初回から４者連続三振を奪う立ち上がりを見せたが、３四球とやや制球に苦しんだ。それでも「力感なく、ボールの質で勝負することをテーマに、マウンドに上がりました」と球速よりも質の良いストレートとキレのあるスライダーで５回を投げて８つの三振を奪い、３安打２失点にまとめた。試合は１４−２と予想外の大差となり、５回コールドで強豪に勝利した。

また、健大高崎は８月にトミー・ジョン手術を受けた左腕エースの佐藤龍月投手が９月１４日に寮に帰ってきた。石垣選手は佐藤選手から手術の話しを聞いたが、「めちゃくちゃ元気で安心しました」と話した。

青柳監督は佐藤選手の復帰について、最初は急には投げられないと思うので野手として復帰できたら。大谷翔平選手のような感じでね」と話す。トミー・ジョン手術は約１年間のリハビリが必要で、投手として投げるのは来年の夏くらいになりそうで、それまではこの夏も守備についた外野手として守備につくかもしれない。ただし、外野手でも投げる必要はあるので、復帰には慎重に取り組んでいく。

来年夏に、今年もセンバツのように左右のエースが揃って投げているのをゆっくりと待ちたい。