千葉ロッテは、ドラフト2位で指名した明石商・中森俊介投手に、永野スカウト部長などが指名あいさつを行った。
余力を残して投げている感じ
永野スカウト部長は指名あいさつをした中森俊介投手に、「3年後とか言わずに、1年目から活躍できる準備をしてほしい」と伝えると、中森投手も「早く1軍に上がって、活躍したい気持ちが強くなりました。1年目から15勝。いずれは沢村賞を獲りたい」と応えた。
中森投手は高校2年夏の甲子園で、2年生としては歴代2位となる151キロを記録した。またその前の春のセンバツでは、準々決勝で智弁和歌山の小林樹斗投手(広島ドラフト4位)との投げ合いを9回3失点完投で勝利し、準決勝では東邦の石川昂弥投手(2019年中日1位)と投げ合った。4失点で2-4で惜しくも敗れたが、この世代のNO.1投手として認識された。
今年は春に試合が無く、夏の兵庫独自大会や甲子園交流戦では、ベストパフォーマンスではなく、急成長を見せた高橋宏斗投手や山下舜平大投手がドラフト1位指名され先を越されたものの、高校生投手で3番目に指名を受けた。永野スカウト部長も「高校生トップレベル。完成度の高さと伸びしろを評価しています。先発タイプだと思います。余力を残して投げている感じが江川さんに似ている」と評価する。
試合を組み立てられ、変化球の精度も高く、1年目から投げられる可能性は十分ある。しかし、今年はややフォームが全体的に固く、小さくなっている印象もあり、大きくて伸びやかなフォームにして、150キロを常時出せるくらいになってから1軍で投げたほうが良いと思う。
チームには佐々木朗希投手もいる。二人で右の150キロコンビでエースの座を競い合いたい。

永野プロ・アマスカウト部長からも「高校生トップレベル。完成度の高さと伸びしろを評価しています。先発タイプだと思います。余力を残して投げている感じが江川さんに似ている」と大きな期待を寄せる。
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