千葉ロッテマリーンズの新入団選手発表会が東京都内のロッテ本社で行われ、ドラフト1位指名の健大高崎高校・石垣元気投手(18)が、背番号「18」のユニホーム姿を初披露した。最速158キロを誇る世代最強右腕は、将来の目標として日本人未踏の「球速170キロ」を掲げるとともに、大好物のカレーライスを動力源にプロ仕様の肉体を作り上げることを誓った。
「日本中をビックリさせたい」5年以内の170キロ宣言
ロッテのお菓子「ビックリマンチョコ」にちなみ、「どんな選手になってビックリさせたいか」と問われた石垣元気投手。フリップに力強く書き込んだ数字は「170キロ」だった。
「まだ日本人で投げた人はいないので、自分が投げて日本中をびっくりさせたい」。現在のギネス世界記録はチャップマン(当時レッズ)の170.3キロ。佐々木朗希投手や大谷翔平選手も到達していない前人未到の領域へ、「5年以内には出したい」と明確な期限を設けて挑む。
サブロー監督の「食え」指令に、「カレーは飲み物」で応戦
170キロを投げるためには、フィジカルの強化が不可欠だ。サブロー新監督から「とにかく飯を食えないと大きくならない。無理やり流し込むぐらいしないと」と“大食い指令”が出ると、石垣投手も頼もしい言葉で応えた。
「ご飯は丼2杯を食べるようにしています。カレーだったらいくらでもいける感じ。飲み物です」。大好物のチキンカレーを燃料に、入寮までに現在の78キロから80キロへの増量を目指す。食トレでも規格外のポテンシャルを発揮しそうだ。
朗希の「17」ではなく「18」、一つ上を行く覚悟
背番号はエースナンバー「18」に決まった。当初は憧れの佐々木朗希投手がつけた「17」を希望していたが、「17は佐々木朗希投手で定着している。だったら自分は1個上をいって、ロッテの18は自分と言ってもらえるようになりたい」と変更を決断した。
「相手に絶望を与えられるような投手になれば、球界を代表する投手になれる」。その視線の先にはメジャーリーグも見据えている。幕張の新たな怪物が、18番を背負って世界へと羽ばたく。
石垣元気 プロフィール
- 氏名: 石垣 元気(いしがき・げんき)
- 所属: 健康福祉大高崎高校(18歳)
- 出身: 北海道登別市
- ポジション: 投手
- 投打: 右投両打
- 身長・体重: 180cm、78kg
- 主な特徴や実績: 最速158キロの直球を武器に、2年春のセンバツ優勝に貢献。U-18日本代表。目標は球速170キロとメジャー挑戦。2025年ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受ける。背番号18。











コメント