東京ヤクルトは20日から続けられているスカウト会議の3日目を行い、この日は林田球団社長や池山新監督が出席した。1位指名選手は明言せず、「将来ヤクルトを背負って立てる伸びしろのある選手を指名したい」と話した。
「僕としては公言してもらったほうがありがたかったんですけど」
1位指名は公表しないことに決まり、池山監督は「僕としては公言してもらった方がありがたかったんですけど、しない方向でということになりました」を話した。その上で、「ダイヤモンドは白紙。将来、ヤクルトを背負って立てる伸びしろのある選手を指名したい。僕の気持ちもスカウトの気持ちも球団の気持ちも一緒になったので、明日を楽しみにしていてください」と話し、ドラフトで指名した選手が、現在のレギュラー陣と肩を並べてポジションを争うとした。
池山監督は監督就任時に野手の補強を希望しており、スカウトの気持ちといっしょになったということから、野手の1位指名が有力ではないかと見られる。中でも創価大の立石正広選手が最有力と見られるが、池山監督は「縁があったらね、というところだと思う。こぎつけるな」と話しはぐらかした。
指名の流れは
ヤクルトも全てのポジションが補強ポイントであり、1位で立石選手や、松下歩叶選手といった内野手を獲得したあと、2位は一番最初の指名になることから、現時点で挙げている12人の1位指名候補の中で、残っている選手を指名することになる。
全体では5〜7人と考えており、7人指名ができれば大成功のドラフトということになりそうだ。

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