阪神・藤浪晋太郎投手が北條史也選手とキャッチボール、巨人・菅野智之投手も同期ルーキーを驚かす

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 昨日入寮した阪神・藤浪晋太郎投手もドラフト2位の北條史也選手とキャッチボールを行い、北條選手を驚かせた。甲子園で対戦した優勝チームのエースと、準優勝チームの4番が同じチームとなった。

 キャッチボールで藤浪晋太郎投手の球を受けた北條史也選手は、「内野手用のグラブでは耐えられない」と話し、「ボールが大きく見えるというか。伸びというより、重い。近く見えます。自分が投げているボールと重さが違う」とかつてはライバルとして対戦した相手の凄さをあらためて確認した。

 新人合同自主トレが10日から始まり和田監督など首脳陣が視察する。藤浪投手は1軍キャンプ入りが決定的で、「しっかりやってきたことを出すのと、しっかり体を作っていかないといけないので、きっちり鍛えること。プロでのトレーニングは初めてなので、楽しみです」と話し、プロ1年目に臨む。

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手もキャッチボールを行い、ノーステップで80mのキャッチボールを行った。相手は大学の後輩でドラフト5位の坂口真規選手で、「ボールを受けて、手が痛かった」と話した。横で見ていたドラフト4位の150km投手公文克彦投手も「速いです」と菅野投手の力を認めた。

 

 11日からの新人合同自主トレでプロとしての第一歩を踏む鎌ケ谷スタジアム。「契約のことで少し遅れたので、みんなに離されないようにやりたい」というはやる気持ちが即、行動に表れた。午前11時前に勇翔寮に入り、昼食、部屋の整理などを終えると、午後1時54分にグラウンドに現れた。ランニングに続き、70球のキャッチボール。同じ高卒で比較される05年のダルビッシュ(現レンジャーズ)や11年の斎藤も初日に体を動かすことはなかった。担当の大渕隆スカウトディレクターが「あんなに投げて大丈夫?」と心配顔で見守るほどだった。

 

 それでも始動した今月2日からブルペン投球を行っているだけあって、キャッチボール相手を務めた年上ルーキー2人も大谷の剛球に驚きを隠せなかった。中大の2年先輩である剛腕・沢村(巨人)をよく知る最速152キロ右腕の鍵谷は「まだ力を入れていないのにスピンの利いた、きれいな縦回転の球でびっくりした」。東芝で経験豊富な新人最年長27歳の右腕・新垣も「“おっ”と思った。伸びてくる球質で、今まで受けたことがない感じ」と目を丸くした。

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23)=東海大=が9日、G球場でフライング始動した。10日から新人合同自主トレが始まるが、1日早く他の新人選手と練習。かつて菅野と同じ背番号19をつけ、1年目から20勝を挙げた上原(Rソックス)がシーズン通じて行っていた遠投での調整も披露。約70~80メートルの距離をノーステップで低く伸びのある球を投げ、周囲のド肝を抜いた。

 

 力感のないフォームから強い球が放たれた。「準備はしてきましたから。今まで通りの強度で投げました」。涼しい顔で、菅野はボールを投げた。隣で見ていたドラフト4位の公文が「速いです」とあぜん。キャッチボールの相手を務めた大学の後輩でドラフト5位の坂口も「ボールを受けて、手が痛かったです」とその衝撃を語るほど、勢いのある球だった。


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