九共大・大瀬良大地投手、8回に崩れて5失点で敗戦、8球団スカウトが視察し阪神スカウトは高評価

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 福岡六大学リーグでは九州共立大vs日本経済大の試合が行われ、九州共立大は優勝争いに残るべくエース・大瀬良大地投手が先発した。

 大瀬良投手はこの日は最速150km/hを記録、緩急を使い4回まで1安打のピッチングで上々の出だしを見せた。しかし5回に1失点すると、8回には2アウトから5失点で崩れ、4-6で試合に敗れた。これで九共大のリーグ優勝の可能性は消えた。リーグ3位までは明治神宮大会出場を決める九州大学野球選手権大会に出場できるが、日本経済大に今日勝たなければ4位が確定し、大瀬良投手の大学野球がそこで終わってしまう事になる。

 大学3年生まではリーグ戦で1敗しかせず29勝1敗だった。しかし春は5勝3敗、秋もこれで4勝3敗とこの1年だけで9勝6敗、これまでの投球の疲労もあり春に右肩の張りを訴えたこともあるかもしれないが、球速は150km/hを記録しており、目立った衰えというものは無い様に思える。体の面よりも川満寛弥投手などの先輩投手が抜け後輩の投手が出てきていないことや、主将となった事などの重圧によるものの方が大きそうだ。

 この試合には8球団のスカウトが視察、阪神・田中秀太スカウトは「七回までは完璧。緩急をうまく使った内容はむしろ今季一番だった。打たれたことは評価に関係ない」と話した。それほど評価は下がっていない様だ。ドラフト会議では指名重複が予想される。

九共大・大瀬良、11Kも「魔の八回」  - デイリースポーツ:2013/10/7

 七回までに11奪三振と力投したが「魔の八回」が悔やまれる。「変化球も直球も良かったのに、あの回だけ直球で勝負にいきすぎた」。2死二塁から2四球と2本の長打を含む3安打でまさかの5失点。走者を背負ってからは、力勝負にいった直球を狙われた。

 この日も8球団のスカウトが集結。阪神の田中秀太スカウトは「七回までは完璧。緩急をうまく使った内容はむしろ今季一番だった。打たれたことは評価に関係ない」と言い切った。

九共大V消えた、大瀬良、魔の8回  - 西日本スポーツ紙面:2013/10/7

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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